しばらくの間、このレモンの写真だけポツンと置き去りにされていました。
スタッフも「何だろう?」と不思議に思っていたようです(ウフフ・・・)
実はね、居酒屋さんの「生レモンサワー」のレモンなんですが、私にとっては記念すべきレモンちゃんなんです!!
幸せな事に私はこの時初めて「男性」にレモンを絞ってもらったんです!! (確か・・・初めてだと・・・・)
「な〜んだ、その程度の事?」と笑わないで!!
『鍋奉行』とかなんとか、とにかく今までの私は一緒にお食事に行くと、いわゆる「世話焼き」に徹しながらしっかり自分の分も食べる名人だったんです。
ある時私の親友は「美味しいお鍋だったのに貴女が来なくて残念だったわ〜」と電話をしてきたんですね。私も「本当に残念!私も行きたかったわ〜」なんて気楽に受け流していたら、「だって貴女が居たらもっと楽チンに食べられたのに〜!」と言うではありませんか・・・・・( ;;)
何時もは私がせっせと皆さんのお皿に取り分けるのにその時は彼女にその役が回ったんですね。
そんなこんなで、結構内輪では重宝がられているので、お店の方以外にしかも、「男性」に親切にされた経験が乏しいのです(悲・・・)
誰?! 吹き出して喜んでいるのは!!
BUT!! 悲しむ事無かれ!!
日頃よりその類の幸せに慣れていない人間は、『私が絞りましょう』と言いながら、ナン粒もある種まで綺麗によけてグラスにそれを注いでくれた事が超〜〜嬉しい事に思えたのです。
単純と言えば本当に単純ですよね〜。でも確かに心地良い時間でした。
でもね、これは普段の色々な出来事にも共通して言えることだと思っているんですよ。
愛される事ばかり望んでいたり、自分の待遇ばかり気にしたり、人からの承認がないと自分の価値を決められなかったり・・・・・・。
もっと、もっと、もっと・・・・と相手に望む事が多くなるにつれ、幸福感は希薄になるような気がします。
小さな幸福に気が付かず、大切な物を見失ってしまう。
感謝する事を忘れたり、疎かになっていると、本当に見事に自分にしっぺ返しが降りかかります。
親切にしてくれた「彼」はきっと他の人にもいつも親切なんだと思います。
上司だからとか、何かを期待しての行動ではなく、自然にそういう振る舞いが出来る人を私は尊敬します。
私達はご高齢者との関係を上手く築く為に、色々と苦慮するところがあります。
ただ、一つ永遠に変わらない原則は「優しさ」なのでは無いでしょうか?
何時もイライラしている自分と人に優しく声をかけられる自分とどっちが好き?と聴かれたら後者ですよね。
相手もどっちを選ぶかと聞かれれば、声高に仕切られるのと、優しい言葉をかけられるのではやはり後者でしょう。
忙しかったり、上手く行かない事があるとつい、前者になってしまうかも知れません。
そんな時は、一個のレモンを思い出すことに致しましょう。
人それぞれに幸福感は質も量も違うでしょう。
皆さんにとっての『レモンちゃん』は一体何でしょうね?
ちなみに、この日いい気分で同じ「生レモンサワー」をお代わりしたところ「第二の彼」が『今度は僕が絞ります』と代わってくれましたが、性格の差はあるものです。ナン粒もの種は見事にグラスに注がれました(・・;)