ヒヤリハット・・・・?
我ヒロ薬品では毎月一度各部門の社員全員参加の全体ミーティングあります。
社員全員が集まったところで社長が日頃から感じている「思い」をお話下さる場であり、また短時間ですが社員の勉強の場としてその時々にテーマを設けている貴重な時間です。
今回の勉強のテーマは「ヒヤリハット」
これは、世の中の研修会の基礎編に必ず見聞きするテーマなんですが、なかな現場では根付かないのが現状です。
ただ、今回はもう一度基本から学ぼうという事で、日頃体験した自分達の「ヒヤリハット」を言葉に出してみる事に致しました。
数分間の会話の中では結構色々な体験が語られていたようです・・・・・(・・;)
私も改めて振り返るとあの事この事?と思いつく事が沢山出てきます。本当に怖い思いがします。
会社の中の出来事は何かあっても結局上司が謝ったり、色々なフォローがされ、それでも事故につながれば、社長の責任になります。
ミスをした本人に「大丈夫よ」とか「今度頑張ればいいじゃん」とか一件優しい態度を取ったとしても、どうしてその事が起きてしまったのか当事者が一生懸命悩みその事柄を理解できなければきっと同じ事を繰り返しちゃうだろうな〜と私はそのやり取りを見ているだけで「ヒヤヒヤ・ハラハラ」のヒヤリハットを体感してしまいます。
仕事の例で例えて判り辛ければ・・・・そうそう親が子供を守る時の事を想像すれば簡単かな〜とふと思ったんですが・・・・・・。
待ち望まれてこの世に誕生した赤ちゃんは大切に育てようと、ママやパパは神経をつかうものだそうです。ただ、この体験こそ私の人生の中で取りこぼしている事なので、人の話としてしか語れないのですが・・・・。
おっぱいを飲ませて直ぐに寝かせてしまうとゲップと共におっぱいが溢れてきて喉に詰まらせるから背中をポンポンとたたいて、「ゲブー!」とさせてから寝かせます。(この体験は共に暮らした甥で経験していますよ)
でも、不用意にそのまま寝かせたら、横になった途端「ゲボー!」として慌てて起した経験もあったんです。(D介ご免なさい) この時はゲップだけでしたので、「ヒヤリハット」の記録で良いわけです。
それがもしD介が吐いた物を詰まらせたら「事故報告書」になってしまい、私はD介のママに謝罪をし、また命にかかわる事になったら、ママである姉との縁は切れていたでしょう。
(ご安心ください。叔母にやんちゃをされながらもD介は立派に成長し写真の赤ちゃんの親になりました)
それからやっとよちよち歩き始めた赤ちゃんは目が離せないですよね。
ストーブに近づきそうになった赤ちゃんを母親が見たら、「ハッとし、ヒヤッと」しますね。
そして火傷させてはならないと事故防止のためには電話中であろうが、歯磨き中であろうがすっ飛んで火の側から離すでしょう。
事故を未然に防いでとりあえず安心した後は「ストーブに囲みをつけないと危ない」とか「触っても大丈夫なオイルヒーターにしよう!」とか「いつの間にか離れたところに出没する様に育っているんだ」etc.と様々な分析と対策が意識に上がってくるんですよね。
時には「君がちゃんと見ていないからこんな事になるんだ!」「私一人のせいじゃないでしょ!あなただって側にいたんだから!!!」などと夫婦喧嘩に発展する事もよくある話の様です。
昨日まではお布団でゴロゴロしていた赤ちゃんは活動するようになったと同時に沢山の事故に遭遇する可能性が大きくなる事を母親も父親も学んでいくのでしょう。
料理をしていても、うっかり魚を焦がしたり、お湯が沸いても気が付かずにTVに見入っていたり・・・・・。
日常の中で、本当に大事故になり兼ねない小さなミスが多発しているのに、結構すれすれの中で生きています。
私達の仕事は人様の命をお預かりする仕事です。
「フー今日は危なかったぜ」「イヤーン!ドキッとしちゃいました!」と感じたら、それはどうしてなのか静かにそして一生懸命考えてみましょう。
赤ちゃんが無事に成長する影には両親が一生懸命にドキドキハラハラしている姿があるんです。
私達のお仕事も毎日無事に行われ、お客様に喜んで頂けるかどうかは、やはり毎日「ハッと気付く」感性を持てるか持てないかの違いで大きく違ってきます。
「気が付く」人には大きな幸せも用意されている事もお伝えしておきましょう♪
今日より明日、今年より来年にどれだけ一人一人の気づきが育っているか楽しみにしています♡