どこからとも無く、金木犀の香りが漂う、何とも言えぬ良い季節になりました。
色々な事情で、我ヒロ薬品のHPの管理を変更することとなりました。
ひとつ何かを変更しようとすると、思いがけない壁が立ちふさがり(大袈裟~?)ひとつずつ解決してようやく今夜、久々に古谷の画面が更新できました。
掲載しようとして撮りためていた写真もタイミングを外すと、コメントとの連動が今ひとつな為、今夜は文字だけにいたします。
早いもので、もう10月。
10月は社長も私も含め、社員のお誕生日が多い月です。今日もヘルパーの一人がお誕生日を向かえ、彼女なりの自分発見をされていた事を朝礼で話してくれました。
この年になると、若い頃の「イベントっぽさ」が無くなる寂しさもありながら、しみじみと一年の重みを感じるものです。
元気に一年間過ごせた事への感謝と、来年また笑顔でこの時を迎えられるかしら?と少しの不安が混ざり合う瞬間でもあります。
何はともあれ、この世に生まれた意味をしっかり感じながら、一日一日を大切に過ごして生きたいものです。
先日のTVドキュメンタリーで、まだ若くて可愛いお嬢さんが結婚を目の前に癌に倒れ、大好きな父親と婚約者、そして沢山の友人達と笑いながら過ごし、天国に召されるまでの一ヶ月間を放送していました。その彼女は痛みが襲ってきても意識の薄れるモルフィネ(痛み止め)を使うことなく、最後の最後まで周りを気遣い、大好きな人たちとの会話を大切に過ごしたようです。
その彼女の言葉が印象的でした。
「普通にいられる事ってすごいことなんだね」また病室で過ごさざるを得ない状態になったら「こんな都会でも外の空気に触れるって気持ちいいんだよ」
そして、婚約者に何て言葉を伝えたい?との質問に、「日本語では表せないほどの気持ち、感謝という言葉だけでは足りないんだけど、思いあたらなくて困っちゃう」とも・・・・・・。
当たり前の事を当たり前にできる幸せを普段忘れてしまうのは何故でしょう?
いつも、反省を繰り返すのに、本当に進歩がありません・・・・・。
時々は自分をしっかり見つめて、謙虚になる日があっても良いのかも知れません。
これから、何回誕生日を迎えられるか分かりませんが、少なくとも私は『少し謙虚になる日』として過ごすことに決めました。我が誕生日の10月23日は同時に父親の誕生日でもあります。
頑固爺様になった彼と共に『謙虚になる日』を設けるのは世の中にとって良いことかも知れません(苦笑)