☆スウェーデン・イヨーテボリの認知症家族の会とのパーティー☆
古いヨーロッパの漁師の妻達は陽気で前向き!オールドファッションに身を包み歌って笑ってと大盛り上がり!
ただ、笑いの影には沢山の悩みが・・・・。国は変われど、人の思いは万国共通です。
☆認知症のケアに『ユーモア』は欠かせません!私達のパフォーマンスにも大うけ、大好評でした!!
☆年齢不詳のマダム達は相当お年を重ねているのにスタイル抜群!細い足にハイヒールはGoodでした!
昨日、長い間お付き合いのあったご利用者とのお別れがありました。
年末に入院の連絡を頂き、気になっていたものの、いざお別れの電話を頂いた時には、今までのご家族のご苦労が一瞬に蘇ると共に突然のお別れを悲みながらも少し戸惑っている様子が伝わってきて、思わず私も涙があふれてしまいました。
ご家族は『皆さんによくして頂いて・・・』という私達への労いの言葉もかけて下さいました。
何年もチームでその方を見守り続けた関係事業所へ連絡する際にはその言葉をきちんと伝えずにはおれませんでした。
自宅に帰ってからは、亡き母の写真に向かい「またそちらにお友達が逝きました。そちらでは新人さんなので、仲良くお願いしますね」声を掛けておりました。
(私の担当されている方が旅立つと、面倒見の良かった母についお願いしちゃうんですよね)
私達の仕事は『看取り』が終着点です。「今度・・・」とか「次に・・・」という事は無いのです。
ご家族は、想像を絶する様な現実の中で本当に良く頑張られたと思います。
介護はどんな方法をとってもこれで良かったとはなかなか思えないもので、だからこそ悔いが残って自分を責めてしまう場合も多いのです。
私は、北欧の研修から帰り、人の命の有り方をもう一度真摯に考え、ご本人・ご家族・スタッフにお伝えして行こうと決めました。
このご家族とも、帰国後そんな話をしたばかりでした。『でも古谷さん、この調子ならまだ大丈夫そうよね』と微笑んでおられた姿が思い出されます。話し難いことこそもっと早い時期に語り合っておけば心の準備ができて悲しみや辛さが半減したのでは無いかと、「たら・れば」の後悔です・・・・・。
写真の歌姫達は実はご家族が『認知症』という少し厄介な病をお持ちの方々です。
一人で、悩んでいるよりも同じ悩みを持つ仲間たちとも顔を合わせ、現実と向き合っているたくましい方々です。
専門知識を学び、経験から知恵を借り、大切な家族と共に過ごせる工夫をされている団体です。
しかし、ここも「高齢化」です・・・・・。
ただ、何となく日本の同様の団体と違う匂いがするのは、深刻な問題を抱えながらも「歳を取れば皮膚もまぶたもカーテンの様に垂れ下がりオッパイも重力には勝てなくなるもの・・・」と笑い飛ばすユーモアも持ち合わせている事。認知症の症状も「皮膚やオッパイが垂れ下がるのと同じ」くくりにしてしまえる事でしょうか?
介護をする事、そのサポートをする人々がもう少し余裕があって、少しのユーモアを身に付けたら家族は今よりホンの少しお楽になるのではないかしら?と感じる今日この頃です。