≪ ご挨拶 ≫
≪ 素敵な講師 ≫
2月23日(火曜)の夜・・・・。
対人援助職としてのスキルを身につける上で、とても必要な援助技術の一つである「スーパービジョン」の研修会を開催しました。
今回は「江東区介護事業者連絡会・介護支援専門員部会」の研修会として、計画したものです。
「スーパービジョン」の研修は主任介護支援専門員のカリキュラムにも時間数を多く取っており、如何に対人援助に苦慮している現場かが、伺えます。
一口に「対人援助」と言っても、先輩:後輩、上司:部下、利用者(お客様):事業者等々、様々な関係性があります。
これは、何かに困ったり、滞って先に進めない時に、援助者が支援を求めてくる人に対して、客観性を持って関り、相手の混乱の基は何か?を気付かせると言った手法です。
今回の講師は、とある大学病院のソーシャルワーカーとして活躍されているとてもチャーミングな方です。
昨年夏の主任介護支援専門員研修で、彼女がスーパービジョンの演習の中で支援を受ける立場としてロールプレイをしている最中、突然何かに気づき、涙を流したのです。
本当に体験した困難な事例をテーマに進行させて行ったのですが、当時、何かに直面し、その時には自分で上手く解決出来なかった事で、ずっと心に引っ掛かりを持ちながら、悶々としていた事を振り返りながら、支援者との会話の中で何かが見えた瞬間なのでしょう。
正面、最前列でその様子を観察していた私は、目があった瞬間に一緒に涙を流していました。
『共感』と言う言葉は正にこの瞬間の事を言っているのかと思いました。
事例は異なっても、多くのケアマネージャーは、困難なケースに直面し、自分で解決出来なかった事を責めたりして、その出来事すらも無かった事にしてしまいたい気持ちになる事があるものです。
ただ、封印すれば解決したとは言えず、何かをどこかに残してきた、未達成感がある限り、スッキリはしないものです。だからこそ、事の原因を自身で気付く事が大事なので、この勉強はそこを上手く引き出す技術なのだと、私は捉えています。
講師の話を聴きながら、連日の自身の振る舞いを反省すると共に、「教えて下さい」と何の準備もないまま受身で居る側にも解決できない要因がある事を再認識し、自分の無力さを責める必要もないと感じさせられたひと時でした。
何はともあれ、一つの研修会を無事に終了させられて、ほっと一息。
この後は、参加者数名と美味しいマグロ料理で乾杯しました♪
≪ 研修を終えて ≫