≪ こいのぼりー1 ≫
≪ こいのぼりー2 ≫
世の中では、最大11日間の連休がとれる会社があったとか・・・・。
暦の休日と労働者の権利である「有給休暇」を合わせれば、11日に限らず、もっと長く休む事も可能なのでしょう。
何だか、無い物ねだりのひがみと思われそうですが、私の場合は29日が出勤だったので、実質4日連休をどの様に過ごすか?がテーマでした。
5月5日の子供の日には、それこそ子供の頃の思い出が一杯あります。
その一つに、幼少期を過ごした府中市にある「大国魂神社」のお祭りがあります。
何時の頃からか、この日は必ず父の手に引かれ、立派なケヤキ並木の横を歩いたものです。
このケヤキは平安時代に源頼義・義家(みなもとのよりよし・よしいえ)父子が奥州安倍一族の乱を鎮圧するために祈願成就の御礼として、苗木千本を寄付したと言われ、その後江戸時代に徳川家康がケヤキの両側に馬場を献納し、同時にケヤキ並木を補植したと言われています。
今では天然記念物として保護されていますが、大きな樹木では大人二人が手を伸ばしても、囲いきれないくらい見事な大木になっています。
多分、子供の頃の印象が幾重にも重なっているので、不確かな事もあると思いますが、夜に行くと、「お化け屋敷」があって、ヘビ女という、首の長~い女の人が居たのを覚えています。
また、父はこの祭りの時に必ず「ツツジ」を買ってきては、狭い玄関の脇に植えていたものでした。
この時期、見事に咲く真っ赤なツツジを見ると、その頃の事を思い出します。
母が亡くなった翌年くらいに、まだ自分で電車の乗り降りが出来た父を誘い、この時期に神社へ出向いた事がありました。
家族旅行などした事がなかった我が家には懐かしい場所です。
それでも、杖を付き、ゆっくりとしか歩けなくなった父と寄り添いながら、植木屋さんを眺めたり、お茶屋さんで休憩をしている父の姿を見てみると、実に淋しげでした。
賑やかな場所に来ていても、心は天国の母の所に有るのだと、思わされた横顔でした。
GWは気候も良く、日常を離れるには、うってつけの時期です。
本当は、5日に大国魂神社へ行こうと決めていたのですが、約束の相手が風邪気味との事で、中止しました。
お陰で、普段出来なかったプチ大掃除を手掛ける事ができ、小さな達成感を持てた事、そして自身に課していた宿題を終えて、これまた一つ成し遂げた感を持って出勤する事が出来たのは、幸いでした。
さて、来年のGWにはどんな思い出を作る事が出来るでしょうか?