« 2010年05月 | メイン | 2010年07月 »

2010年06月 アーカイブ

2010年06月01日

嬉しい事

%E3%81%82%E3%81%8B%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93.jpg

≪ 誕生 ♪ ≫


6月1日(火曜)

介護部門に新人入社。

介護福祉士としての経験が長いのですが、初めて在宅の仕事に挑戦したいと、意気込んでいます。
サービス提供責任者としてのデビューです。

新しい事に挑戦するには、覚悟と夢が大事です。会社はお客様への貢献があって初めて存在価値が与えられます。

その貢献の為に、どんどん新しい仕事を好きになり、会社を好きになり、お客様の笑顔を沢山作って下さい!頑張れHさん。

そのHさんのオリエンテーションの最中に嬉しい電話が♪

この2月まで薬局に勤務していたNさんが、無事女の子を出産したと、連絡をくれました。

重いつわりで苦しんだ彼女でした。その間当てにされていただけに、お休みが重なると現場はがっかりしたものでしたが、その事で他のメンバーも業務の割り振りや工夫をしてくれる様になり、後輩もきちんと育ってくれました。

母子共に健康だと言う知らせを、母性に溢れる優しい声で知らせてくれる彼女は本当に幸せそうでした。


長い間、沢山の社員と出会い、別れました。昨夜は今までに辞めた社員が4~5名ほど会社に集まり、何故か縦に並んで、ニコニコしながら労務関係の手続きをしている夢を見ました。

その中に、Nさんは居なかったのですが、赤ちゃんの出産は夢でなく、現実の知らせで本当に良かった。

これからが大変でしょうが、自分で選んだ道です。きっと頑張ってくれる事と思います。

おめでとう! Nさん♪

2010年06月04日

表彰 ♪

%E8%A1%A8%E5%BD%B0%E3%83%BC%EF%BC%91.JPG

   ≪ 薬局長と ≫

%E8%A1%A8%E5%BD%B0%E3%83%BC%EF%BC%92.JPG

   ≪ スタッフと共に ≫


6月4日(金)

第一金曜日は月に一度の全体ミーティングの日。

いつもは、社長である私が会社の理念や全部門に共通する話をする場であったり、社員研修の場してみたり、たったの一時間で出来る事には限りがありますが、毎月この日、この時間は特に「入魂」している重要なミーティングです。

さて、今日は新人の自己紹介に始まり、薬局長の勤続10年を祝う場に徹底しました。

このミーティングでは、テーマが何にせよ事前に「作戦会議」を開く事になっていて、その協力者達が、今日の盛り上げ役となり、「薬局長の記念日にしよう!」と主役を楽しませる準備をしてくれました。

本番はその通り、皆からのコメントは彼の人柄を表わす温かい言葉の連発で、それを聞いている私も嬉しい気持ちで一杯になりました。

普段は仕事以外の会話しかしない社員達も各々の言葉を述べ、表現をする・・・・その姿を見るのも私は楽しみであるのです。

いつも、先に答えを準備してしまう私にとって、「やらせてみる事」の大切さを学べる場でもあります。

会社というチームが一つの目標に沿って大きな仕事を成し遂げるには、一人の秀出た人材だけでなく、色々な感性を持った人が得意な所を生かしてポジションを護り、攻める事が必要です。

先代と私は思考や得意な部分がはっきり違っていたので、「右脳と左脳で丁度一人前ですね」と笑っていたものです。

今の私を支えてくれるリーダーやスタッフ達も全く同じで、私に出来ない事を担って欲しいと思いますし、私の良い所を認めてくれるのであれば、真似て欲しいとも思います。

「石の上にも三年」                              
石の上にじっと3年も座っていれば、石も暖まるということから、どんなに辛くても辛抱していれば、やがて、何らかの変化があって、好転の芽が出てくると言う諺ですが、一つの現場で10年実績を重ねるのは、大変な事です。


今日の薬局長の姿をみて、他のスタッフが自分の可能性や希望を持ってくれるかどうかは解りませんが、私は改めて、皆の将来を有望なものとなる組織を作る事が使命なのだと気付かせて頂けた時間でした。

しっかり者の応援団が沢山居る私は、幸せものです。感謝(^^)V

打撲記念日

%E6%B3%A3%E3%81%8D%E9%A1%94.jpg

≪コケちゃったの…≫


%E6%9D%96.jpg

 ≪ 30年来の友? ≫

6月7日(月曜)


整形外科の先生の仰る通り、打撲のひどさが皮膚の色の変化で確認。
秋の日光の山々の様に、赤や黄色に変化している左足は惚れ惚れする位に華やかに色づいています。


先週、知人の出版記念の会に出かけ様と、少しだけ早く会社を出たが為にバスでの移動を選択。少し遅れて満員状態で着いたバスにやっと乗り込んだ瞬間に転倒・・・・。                   
一体、自分の身に何が起きたのか? あまりの痛みに声も出ず、バスから降りてベンチに座り込む始末。

左前脛骨筋(いわゆる弁慶の泣き所)を思い切り打撲してしまったのでした(泣)

運転手さんや、周囲の方が代わる代わる「大丈夫ですか?」と声を掛けて下さいましたが、「ハイ・・・」言うのが精一杯。

みるみるうちに腫れてくる患部を手で圧迫し、せっかくの会に参加出来なくなった事、その連絡をしなければいけない事、そしてこの痛みの診断と予後を想像しながら、頭がクラクラしていました。

幸い、骨折は無く大事には至らなかったのですが、外出時には杖を点く事に。

杖は、今から30年も前に股関節の手術の予後に使った折りたたみ式の一本杖。

今では、折りたたみ式杖がどんどんエレガントなデザインになり、スワロフスキーのキラキラが付いている物までありますが、当時は杖が折りたためるなんて画期的でした。

まだ20歳位だった私は手術後、二本の松葉杖から木製の一本杖になってからもしばらくの期間は杖が離せない歩行状態でした。

うら若き乙女心の持ち主は、その事を悲観し、通院先から帰る踏切の前で、何回も「飛び込んじゃおうか?」と思ったものでした。

その後、社会復帰を目指しリハビリを重ね、杖を離しても歩ける様になったものの、長く歩くと痛みが出たり、不安緩和の為に携帯できる杖を入手したのです。

もう使う事は無い様に、捨ててしまおうと思って事もありましたが、股関節は私の爆弾でもあるので、「お守り」として保管していたのが役に立った訳です。

15年くらい前に、股関節の靭帯を切り、当時日本で2例しか事例のなかった股関節の内視鏡手術を受け、その後遺症で一過性の大腿四頭筋麻痺で右足がブラブラになった事があり、その際にも、この杖は活躍してくれました。

自分の足に力が入らず、「膝カックン」を防ぐために硬いサポーターを巻き、この杖で薬局に通勤したものです。

今回改めて利用する事になり、30年を共にしてきた杖を眺めながら、私の足や体重を支えてくれたと共に、色々な感情までも受け止めてくれたのだと、ちょっとしみじみしています。


とは言っても、病気もですが、事故や怪我はしない事が一番!!

不注意のつもりが無くても、やっぱり事故には原因があるもの。

大難が小難で済んだ事に感謝し、慎重な行動を取る事をここに宣言いたしま~す。


2010年06月15日

食べる事

%E8%B5%A4%E9%A3%AF.jpg

≪ 退院のお祝い ≫


退院準備の為のカンファランスに浦安にある病院へ出向きました。
ご家族やMSWからの情報で今迄に勝手にイメージしていた姿より、顔色も良く、大変配慮のある方で、「また今日も新しく素敵な出会いができた」と嬉しい気持ちに。


入院中の楽しみの一つに、「退院したらあれを食べよう・これも食べよう・・・」と思い浮かべる事があります。

食事制限が無い事を確認した後、「自宅に戻ったら何を召し上がりますか?」と伺った所、「トンカツと赤飯だな」とニコニコして仰いました。


仰る通り、無事に退院されて召し上がったのは、カツの代わりにお刺身やステーキ!
退院の日に丁度町内会の方からお誕生月の方へのお祝いで、お赤飯も届けられ、願いはほぼ叶えられたのでした。


命を救うための入院では、制限があっても仕方がない事。

その制限が外された時の意味合いは二つに分かれます。

二度と入院を繰り返さない為に、養生すればある程度の自由が与えられる場合。

もう一つは、次の入院すらも選択せず自宅で終わりを迎える場合です。

二つ目であれば、ある意味怖い物はありません。
食欲に任せ、好きな物を好きな時に食べる事が許されるのです。

よく、人生最後の日に何を食べて死にたい?というやり取りがあります。

人それぞれに思い描く食べ物は違うでしょうが、何を食べても、その日に満足して死んでいきたいと思う様になりました。

数年前に、心不全・腎不全で水分や食材に制限があった方が浮腫みで入院が必要になりました。治療によって、水分が無理やり絞りだされた身体は枯れ木の様でした。

退院後、「お水を頂戴」と繰り返す声を聞くに忍びなくなったご家族は、「欲しいだけ飲ませて、欲しい物を食べさせてあげよう」と決心されました。

ある日の夕食のメニューはカレー。

その方は「ママの作ったカレーは美味しいね」と何度も繰り返したそうです。
お腹一杯に、カレーライスを召し上がった翌朝、天国に召されました。

きっと、大満足だった事でしょう。いつもと変わらないカレーを褒めたのも、感謝の気持ちだったのだと思います。

食事は命の源であると同時に、精神の安定にも不可欠なものです。

さて、私が最後の日に口にするのは一体何なのでしょうか?


2010年06月29日

梅雨です


%E7%B4%AB%E9%99%BD%E8%8A%B1-2.jpg


%E7%B4%AB%E9%99%BD%E8%8A%B1.jpg


 ≪ 紫陽花 ≫

梅雨入り宣言があって、それ相応のお天気が続きますが、タクシーに乗ると決まって運転手さんが、「雨で嫌ですよね」とか月曜の朝には「週の始めくらい晴れてさっぱりしたいですね」等と、お天気を話題にします。

営業のイロハに、どんな方への挨拶にも適しているのがお天気の情報だと言われます。

しかし、雨には雨の良さがあって、また、雨を想定した職業の方もある訳で、一概に雨が嫌だとは思えないのです。

傘や、この頃ブームの長靴等を扱う業種の方々は、雨が降ったら、どんなに嬉しい気持ちになるか?また農業で生計を立てている人達も、「恵みの雨」という言葉が有るほどその季節に降ってもらわないと困るのです。

紫陽花の花も、「綺麗だわ」と感じるのはやはり雨の日です。

この季節に咲き誇る紫陽花の群れを見ると、逞しさを感じます。

この頃は、鉢植えでも、色々な種類の物が売られていますが、何と言っても紫陽花は路地に雨に打たれている姿が絶品です。

雨の日の訪問は、確かに気が重くなる事もあります。しかし道すがら綺麗な花を眺める風情を感じる事も出来るのが外回りの良さでもあります。

どこかの国の雨乞いの儀式の話です。

村中の人々が、雨を降らせようと、何日も踊り続けると必ず雨が降るそうです。
しかし、それはその儀式が雨を降らせるのではなく、雨が降るまで踊り続けるから、結果的に儀式と共に雨が降るという事らしいのです。

「物事を動かすまでやり続ける!」事を伝える為に、この雨乞いの話を企業の教えとして言い伝えられている現場を先週名古屋で見てきました。

我が社のポリシーに「たやすくあきらめない」というフレーズがありますが、正にこの事だと思います。

どんな結果であろうと、やらないで諦めるより、トライしてみる事が大事なのではないかと思うのです。

「薬や介護の事ならヒロ薬局と言われる会社になって下さい」と昨日地域の先生に励まして頂きました。

私は褒められると、すぐにその気になるので、「社長、社交辞令ですよ」と言われる事もありますが、社交辞令であれば本当にそうなってみよう!と思うのも私の性格です。

雨の日には雨の日の過ごし方があり、晴れの日には晴れた日にしか出来ない事に取り組む。雨を言い訳にしたり、先延ばしにしていたら、衰退する事必須です。

私達が生かされている大自然には計り知れない大きな意思がある様に思えるのも年齢を重ねたせいでしょうか?


梅雨の時期には梅雨に相応しい過ごし方があり、その文化が有るはずです。それらを見失う事の無い様、今しばらく、蒸し暑いこの時期を愛しむ事に致しましょう。


About 2010年06月

2010年06月にブログ「古谷の独り言」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2010年05月です。

次のアーカイブは2010年07月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35