≪ 息子 ≫
≪ 父 ≫
NHKの連続テレビ小説で取り上げられなくても、きっと日本人の多くの人たちがこのキャラクターをみれば、「何だか」おわかりだと思います。
この夏の暑さには連日悩まされますが、各地の遊園地では様々に工夫された「お化け屋敷」が人気だそうな・・・・。
私はお化けの実物を見た事が無いので、信じることが出来ないのですが、日本のお化けの存在を改めて眺めてみると、「恨み・妬み・悲しみ・・・・」と言った人の悪感情が浄化されずに、この世の人にまとわりついている現象の一つなのかも知れないと気付きます。
その証拠にお化けのセリフは決まって「うらめしや~~~~」ですよね。
それなのに、「水木しげる」さんはすごいお化け(妖怪)を創り出したものです。
いまや境港市の「水木しげる記念館」は大盛況とか。
この写真はこんなに盛況になる前にお出掛けになった方からお土産に頂戴したクリップです。
さて、さて、お化けが正義の味方だなんて発想はなかなか出来ないものです。
太平洋戦争で片腕をもぎ取られ、残った片腕だけで、普通の暮らしをするにもご苦労が有るはずなのに、あのキャラクター達を生み出し育てるなんて、本当に偉業を成し遂げる方は、スゴイ!!です。
社員教育の方法の一つに「長所伸展法」があります。
その人の得意とする部分をどんどん伸ばし、得意なフィールドで活躍をさせる方法です。
短所を修正させようとするエネルギーに比較して、その方が早く成果が出せる事、本人は好きな部分で勝負が出来るので、指導中に褒められる事が増え、モチベーションが上がる・・・等々良い事は沢山あります。
一方、苦手な部分を指摘され、苦労の上どうにか改善したとしても、やっと人と同じスタートラインに立っただけで、そこから他を引き離すには、労力がかかり過ぎるので、短所はそのまま手つかずにしておいて良いのだと、その説で伝えています。
確かに、一理あるのですが、私は、短所(弱み)に対しても何らかの手を打っておかないと、長所(強み)を脅かす事にもなりかねないとも感じています。
鬼太郎は、正義の味方として、悪役を追い払う為に戦います。
実はお化けも妖怪も、それは「何処か」にいるのでは無く、「自分の中」に潜んでいるものではないかと思っています。
自分の弱みに対してメンテナンスされていないと、いつかそれが手の付けられない妖怪に化けるのです。
妖怪は色々な姿に自由に変化しますので、厄介です。だって正体が見え難いから・・・・。
戦う相手が何者か?が解れば対策は立てられます。
目玉の親父さんの様な知恵物が側に居てくれたら心強いのですが、実際はほとんどの人が自分で答えを出さざるを得ません。
自分自信と正直に向き合う時間を持ちながら、その時々に現れる「心のお化け」と格闘する・・・・。
今まで戦い続けてきた、そのお化け達を集合させたら、水木しげるさんのキャラクターを超えるかも知れません。あ~~怖い・・・・・・・。