≪ やっと秋の気配・・・・ ≫
≪真剣な学生さんでした≫
≪一日講師です≫
今日、とある福祉専門学校の80数名の学生さん達の前で、「訪問介護事業所として実習生に期待する事」をテーマにお話をさせて頂く機会を頂き、出向いて参りました。
猛暑から、すぐに真冬の様な寒さがやってきて、秋の気配を楽しむ間も無く、街はクリスマスの飾り一色。
しかし、今日出掛けた先では、街の樹木が綺麗に色づき始めており、11月を肌で感じる事が出来ました。
さて、この学校でお話をさせて頂くのは去年に続き二回目です。
去年は「多職種連携」というテーマでケアマネージャーの立場から訪問介護との連携の大切さを、実例のまじえながらお伝えしました。
今回のテーマで外部講師を依頼するのは初めてとの事。
先生方は、カリキュラムの中で精一杯学生さん達に教えようとされていますが、現場の声を聞くのはとても興味深く、効果が大きいらしく、その言葉通り「生の利用者さん情報」をお話すると、食い付きが違うのが良く解ります。
事例を含め、伝えたい事は沢山あるのですが、60分の持ち時間では、相当内容を絞らないと収まりません。
資料も、A4一枚にまとめて、それをたたき台にお話をしましたが、専門学校という所は、新卒の18歳から社会人を得て入学された方等、年齢も背景も様々であり、誰にも共通する事は何だろう?と精一杯考え、まとめるまでには何回も書き直したものです。
この事も含め、正に仕事には「準備」が大事で、上手く行う為には絶対に必要であるのだと言う事を熱弁して参りました。
結局は・・・。
「人は人として人の役に立ってこそ、人としての価値を見出し、生きる喜びを見出す」
この言葉をキーワードに話を組み立てました。
この言葉の意味が伝わったとしたら、それだけでも大成功でしょうか?
外部講師が来る事を知りながら、堂々と遅刻をしてくる学生さんの姿をみると、同席されていた教師の方々のご苦労を想像してしまいます。
しかしながら、私もかつてあった「若い頃」にはずいぶんその頃の大人達に迷惑や心配を掛けたと思っていますし、良く面倒を見て頂いたと、今でこそ感謝の想いで一杯です。
と、これを書いている最中に、担当の先生が、学生さんが「今日の話を聞いて受けた印象や、こころが動いたこと」を自由に記述して下さったコピーを届けて下さいました。
話がアッチに行ったり、コッチに行ったりしたにも関らず、皆さんがしっかり集中して聞いて下さった事が書かれているではありませんか!!
中には「古谷良子さんの魅力に圧倒された」と♪ ヤッホ~!! (でも女子)
今回私が一番懸念していた事は、介護の仕事を「大変な事」といったイメージを植え付け、責任の重さから現場を直視しない学生さんを生み出す事でした。
でも、『実習が不安でしたが、受け入れて下さる利用者様の為に頑張りたいです』というコメントが多く、若い方の後押しに少しは貢献する事に成功したみたい。
良かった♪ 良かった♪
私と出会った以上、誰にも幸せな感情を持って欲しいと、それはそれは大それた想いがあるのですが、少なくとも、今日の学生さん達の数名にはその想いが伝わったのを実感して、今の私は幸せな気分で、胸一杯です。
私こそ、良い機会を与えて下さって、本当にありがとうございました。
コメント (2)
私も今回紹介に挙がった専門学校の卒業生です!
私が在籍していた頃は、施設などの比べ在宅の現場のお話はなかなか聞く機会が少なかった為、今の学生さんたちがとっても羨ましいです。
学生時代に実習に行ったことや就活のこと、卒業研究の事などが色々蘇りました(^^♪
投稿者: おくたま | 2010年11月14日 17:28
日時: 2010年11月14日 17:28
「おくたま」様お久しぶりでございます。同じ事を学ぶにしても、時代や環境で大きく異なるものですね。在宅の現状をお伝えする機会が出来て、私も大変嬉しいです。これからも、どんどん若い方々に活躍して頂ける場を作って行きたいです。
投稿者: 古谷です | 2010年11月16日 13:50
日時: 2010年11月16日 13:50