≪ 元気に再開 ♪ ≫
12月と言えば、TVを見ていても、一年を振り返りながら印象に残った場面を繰り返し放送する頃。
そして、身近な事では大掃除が頭を悩ませます・・・・。
11月初旬、自宅マンションの管理会社が推薦するお掃除屋さんからのパンフレットを見て、依頼しようかどうか迷った挙句、電話をしたのが下旬。
時、既に遅し・・・・。今からのお申込では早くて来年の3月になります」との返事。
いやはや、こういう事は迷っていたらダメなのでした。
どうせ、自分で出来る事は限度があるのだから、さっさと決めれば良いはずなのに、「お掃除屋さんがくる前に少し片づけなくちゃ」なんておバカな事を考えているうちにチャンスを無くすんですね。
会社では、「捨て上手」な専務がさっさと不要物処理を業者に頼んで、引き上げ日も決めてくれていたので、数年分の不要書類が大分整理できました。
今年の流行の一つに「断捨離」という言葉(考え方)がありました。本はずいぶん売れた様です。(私も購入者の一人ですが)
断捨離とは、日常生活をする中で、次第に物がたまって、捨てるに捨てきれない物を、思いきって処分し、整理整頓をすることで、物への執着を無くす事らしいです。
私が一番悩むのが、平社員だった頃の「給与明細」
健気だった自分を振り返り、励まされる様な感覚を持っていたのですが、もうサヨナラする事にしましょう。
昨日は、クローゼットの中のバッグを5つと、靴を3足処分!!
これだけでも、スッキリ ♪
スッキリさせたいのは、本の影響もあるものの、友人との会話を思い出したから・・・。
写真の友人は、今年に入り、何度かお食事の誘いがあり、やっと時間を作り2~3年ぶりに再開。
それほど、「濃い」付き合いでも無かったので、再開を急ぐ理由が見つからなかったのですが、逢って見てそれが解りました。
今年初めに受けた健康診断で、「グレー」の診断が出たのをきっかけに、勝手に余命を数カ月から数年と思い込んだらしいのです。
その時に彼女は、「逢っておきたい人に逢う!」と決めたらしいのです。
そのリストの中に古谷があって、私に社長就任のお祝いも未だだったと、当日はお祝いの花束を用意して現れてくれました。
無添加の材料を売りにしているレストランで、その話を聴いた時、私は彼女に何をしてあげられるのだろうかと、考えました。
結局、「グレー」は黒では無かったのですが、健康で何不自由無く過ごして、2年前には年下の素敵な伴侶を射止め、幸せな奥様業をしていたと思っていた所、白と判定が着くまでの時間は奈落の底に突き落とされた様な絶望感が襲ってきたそうです。
人の命に限りが見えたとしたら、「物」はいらないんですね。
必要なのは、自分を見つめてくれる相手の眼差しと話を聴いてくれる心。
女性だけが参加する日経のセミナーで出会った彼女とは数名のグループで食事をしたり、ある時は「新宿3丁目ツアー」を楽しんだり、自宅に招いて女子会で盛り上がったりと、数年間付かず離れずのお付き合いでしたが、他のメンバーは自然に連絡が途絶え、結婚した彼女とは年賀状のやり取りだけが継続。
それでも死ぬ前に逢っておきたいメンバーに選んでくれた事に、感動しています。
生きているうちこそ!
96歳の利用者様が、「今日でお別れだから、お世話になりました」と毎回仰るのですが、その方の様に毎日毎日が最後と思えれば、疳癪なんか起こさないで済むのでしょう。
今日の命に感謝して、年内にもう少し、物や気持ちの執着を無くしましょう!!