今年は例年に比較し、寒さが違います。
先日の雪がまだ日陰では塊になって残っていますし、夕べもチラホラと白い物が舞っていました。
手術の傷がここにある!!とその場所を主張しているかの様に、チクチクと痛みます。
今日から2月。
日本の暦では「如月」という風流な呼び方があります。一方では2月ではまだ寒くて衣類を更に重ねて着ることから「衣更着」とも表現されるようです。
暖冬が続き、冬が冬らしく寒いのはこの数年珍しい事です。
雪国では、大雪でその対応に苦慮している様子が連日報道されています。
父の生まれた福井でも、今年の大雪には閉口していると、従妹からのメールで知らされました。「東京の人は雪の怖さを知らないから、無防備な人が多いのでくれぐれも事故に逢わない様に」と注意喚起のメールでした。
「融雪機の電源を入れた」と聞きなれない言葉と共に、「電気代が恐ろしい事になりそうだ」という事も初めて知りました。
父よりも随分前に亡くなった叔父は大雪に対しても「これも人生と諦める他ない」と言葉を残したとか・・・・。
物静かで、実直な叔父がポツリと語りそうな言葉です。
昔、子供の頃に父が田舎の話をしてくれた事がありました。「冬は雪で家が隠れてしまい、出入りは二階からしたもんだ」という話に実感が持てず、「ふ~ん、何だか面白そう」てなもんでしたが、今テレビでの画面を見るといかにそれが恐ろしい事なのかがわかります。
高齢者では雪かきが出来ず、その為のボランティアがいらっしゃるとか。
一階の雪が除けられて窓から陽の光が部屋に入った様子は、とても嬉しそうで、安心感がみなぎっていました。
雪景色は外目には真っ白なので、部屋の中が暗いという感覚が東京人には分からないのですね。
少しの雪でも歩行が怖く力が入ります。その為か全身に力が入り筋肉痛が広がります。
先日、術後初めてマッサージに行った際に、どうも以前より全体のバランスが良くなったせいか、ほぐれ方が違うと言われました。
今までは、凝った筋肉に指が届かなかったのに、今は『上質のお肉に触れている様』と面白い表現をされました。
患部の痛みが取れただけでは無く、全身状態の改善と共に、性格が良くなったと自画自賛しています。
今までは都バスのノンステップがノンステップじゃないと、「全然ノンステップじゃないし、むしろ高いじゃない!!」と心に「チッ!」というアクが生まれていました。その「チッ!」というものが積もり積もっていたのだと思います。
でも、最近はステップが少し高いかな?と不安があっても、痛みもなく、踏ん張れる事を体験出来た為に、「チッ」と思う事が無くなったのです。
人を恨む事が無くなると、ホントに気持ちが楽になります。
その分、アクが抜けて「上質のお肉」の様な体質になったのでしたら、それはそれで幸せな副作用です♪