≪ 日本橋から出向する屋形船 ≫
昨夜、もう一つの勉強会に出向き、作家・作詞家の吉元由美さんの基調講演を拝聴しました。
吉元さんの作品で有名なのが「ジュピター」・・・・平原綾香さんのヒット曲です。
3・11の震災後、この曲の中の「ひとりじゃない・・・・」というフレーズに沢山の方々が励まされた
ことを知らされた吉元さんは、それまで以上に言葉に責任を感じる様になったそうです。
言葉・・・言霊(ことだま)
言霊の霊は、魂と同様の意味があります。ですからすべて自分が発した言葉にはその人の意志
と生き方が現れる。だからこそ綺麗な言葉を使って欲しい!!と何度も仰っていました。
言葉を通して、人としての在り方を教えて頂いた80分。本当に貴重でした。
最近、誰もが口にする「ヤバイ」とは広辞苑の大5版には「不都合である・危険である」と記されて
いますし、もはや現代語として市民権を得ている言葉の一つになっています。
しかし、この言葉の由来は大昔、泥棒が使っていた『隠語』なのだそうです。
吉元さんは「ヤバイ撲滅運動」の旗揚げをし、逆に綺麗な言葉の復活運動にも精を出し、
そのために100歳くらいまで生きたい!と仰っていました。
広めたい綺麗な日本語とは、「つつましい」「奥ゆかしい」などだそうです。
つつましくとも、奥ゆかしくとも、そこにきちんと存在感を持った女性であれば必ずキラキラして
いるものだそうです。
女性が活躍するという事は、(かつての)男性の様に逞しく、勇ましく、大ナタを振るう事ではなく、
女性ならでは柔軟性や、きめの細かい配慮、そして温かさを持ち続け、女性ならではの仕事を
する事だとお話下さいました。
言葉を生業とする吉元さんが、綺麗な文章書ける方法の一番目に挙げていたことが、「美しい」
という価値観を自分で見つける「美醜の境目を知る」事だそうです。
風景・色・音・言葉・文章・・・etc.
自分の感性にヒットした部分を切り取り、それを綺麗な文字でノートに書き写す。
書き溜めたノートには自分の美意識がぎっしり詰まっていて、その書き写しの通りの行動が
できる様になるそうです。
またその事をするには、相当周囲に対して意識が違ってくるのだそうです。
同じ風景を見て、感動するもしないも、その人の感性次第。
感性が豊かであればあるほど、他の人への関心も高まり、どんどんコミニュケーションが上達
するとは、なるほど♪と感心させられます。
「言葉には温度がある」さすがに作詞家・作家さんの言葉です。
言葉を発するという事は、心の温度を乗せて相手に届けることだそうです。素敵~~♪
やっぱり疲れていても出かけて行って良かった♥♡♥~