12月13日(土曜日)
昨日、ケアマネージャーが深刻な顔をしてわたくしの部屋を訪ねて来ました。
いつも和やかな顔の人が余りに困った顔をしていたので、ドキッとしながら話を聞きました。
お客様のトラブル解消の為に警察に出向くと言うのです。
ご高齢者だけの家庭が増えている事で私達の仕事は、多岐に渡る様になりました。
病気の事を含め、生活に関わる様々なご相談があり、主治医を筆頭に、時には警察、消防、金融機関の方々にお客様の代弁者としてお話をする機会が沢山ありますが、昨日は23時迄かかったと、報告がありました。
国を挙げて、認知症の早期発見や地域で支える仕組みを作ろうとしていますが、まだまだ追いついていないのが現状です。
医・福協働はまだまだ始まったばかりです。
その中心には、必ずご本人やご家族の意思があるはずなのですが、どうもそれが上手く引き出せないまま、周りの都合で事が動いている感があります。
かつて癌を隠していた時代には、家族も、周囲も気を使ったものです。
相変わらず、癌に対してはどちらかと言うと、同情が集まりますが、認知症は厄介者扱いで、病気と言う認識が薄いのですね。
癌も早期発見で治癒率が上がっています。
認知症も同じ様に、進行を遅らせる事が望める様になって来たのです。
ただ、自分がその診断を受ける事はとても不安です。
この頃、今何をしようとしていたのかわからなくなる事があります。
次々にしなければならない事を思い浮かべて、手がけている途中に、訳の分からない電話が入ったりすると「割り込みしないで〜!」という気持ちになります。
これは、わたくしの能力の問題ですが、時折本当に不安になるのです。
明日は我が身……。
でも、今お困りの方々の為に出来る事をするのが先です。
直後現場に出る事は少なくなりましたが、現場に出る者達の支えるなる事はわたくしの役割です。うっかりしている場合ではない様です(ーー;)