1月12日(月曜日)
今日は成人の日♪
昨年は大雪が降って、晴れ着をお召しになっている新成人の方は、慣れない着物の所作に戸惑いながら、しかも足元はシャーベット状で本当に辛かったと思います。
それからお着物のレンタル業者さんのハラハラ感は如何ばかりだったでしょう^^;
今年の連休はお天気に恵まれ、祝賀会の開催にはピッタリで何よりでした♪
毎年この日の新聞には、新成人へのメッセージとしてサントリーの広告が大きく掲載されます。
今は伊集院静さんですが、若い頃のわたくしがその広告に気づいた時は作家の山口瞳さんが書かれていたと記憶しています。
山口瞳さんはもともとサントリーにお勤めで広告を作っていらっしゃった方です。その後作家に転職されたのですが、この方のエッセイが本当に面白くて、週刊新潮の連載を一まとめにした文庫本をよく読んでいたものでした。
友人の柳原良平さんが挿絵を描き、成人の日の広告も同様で、一目で「あのコンビ」と分かるもので、大人が新成人に向かって、励ましたり、ちょっと偉ぶったり、最後にはお酒を飲む楽しさを伝えています。「山口・柳原」コンビは解消してもそのスタイルは今も変わっていない様に思います。
山口さんの著書で一番記憶に残っているのが「酒飲みの自己弁護」というエッセイ集です。
まだ20代の頃にこのタイトルに惹かれて手に取るとは、すでに「酒飲み」の資質が芽生えていたのでしょうか(*^^)v
さて・・・・・成人を祝う会のアチコチの会場で今年も相変わらず、暴走が起きていたようですが、彼らは一体何がしたいのでしょう???
何年も続いて同様の事が起きていますが、今年は報道側があまり相手にしない様子も伺えました。
この頃の若者を象徴している一つに『マイルドヤンキー』などという地元愛に満ちているグループがあるらしいのですが、地元や仲間を大事にするならば、この様な行動はふさわしくないですので、またまた別のヤンチャグループなのでしょうか?
顔をぼかされ、赤い着物に銀色の袴姿でフェンスを乗り越えようとしている姿はとても人間には見えなかったのですが、そう感じたのはわたくしだけでしょうか?
その反対に、新成人たちが集まって、町内を巡り、一人一人の親にお礼を言って歩く慣習が代々続いている地方もあるようです。
古い習慣は面倒くさいと思われがちですが、文化として大人が伝えていく事はお酒の飲み方を指導するのと同じくらい大事な事だと思います。
いずれにしても、大事な国を、地域を担っていく大事な人財達です。
一人一人の志が高く掲げられ、それに向かって前に進みたい!と思える世の中にしていかなければならないと感じた一日でした。