3月5日(木曜日)
プリズンホテル「夏」🌻「秋」🍁「冬」❄️「春」🌸の4巻を夢中で読んだのが20年前の事。
面白くて面白くて、夢中になるのと同時に、主人公達に感情移入した事を思い出します。
ヤクザが精一杯のヘンテコなおもてなしをするホテルのお話です。
「不慮のガサイレ・カチコミの際には当館係員の指示に従って下さい」
「客室のドアは鉄板、窓には防弾ガラスを使用しておりますので、安心してお休み下さい」等キナ臭い注意書きがあって、何よりも義理人情を大事にし、トコトン筋を通すことに重きを置く接客。
絶対あり得ないのが小説の面白いところ😅
バカな事をしているけれど、誰も憎めない登場人物たち。
ユーモアのセンスを学ぶには持って来いかも知れません。
幸か不幸か、ドラマ化されたのは知らないままでした。
役者さんによってイメージが固定化されるので、やっぱり本の中で楽しむのがイイです。📕
浅田さんは小説も良いけれど、エッセイがとても楽しい。
ジワジワと湧いてくるような面白さがあります。
エッセイの良さは忙しくてじっくり読めない時でも、気にならないところです。
バスに乗っている間の5分とか、ちょっと気休めしたい時の3ページとか。
宮部みゆきさんの小説も読みだすと止まらなくなる魅力があります💚
この度、映画化される「ソロモンの偽証」は文庫本で6冊という大作です。
これも、休日の大半をかけて読破しました^^;
宮部さんはとても小柄で、可愛らしい方です。お目に係るといつもニコニコと笑顔を返して下さいます。どこにあのアイデアが詰まっているのか?不思議に思いながらお顔を眺める事があります。
浅田次郎さんが、親しい作家さんたちの人柄を語ったエッセイを読んだ時、宮部さんのユニークな行動をとても上手く表現されていたのを今も思い出します。
お二方とも、文章が温かい事、完全に悪人を作らない事、ユーモアがある事・・・.。
何と言っても現代もの・時代もの、どちらもとても面白い事が共通しています。
ちなみに、浅田さんは褒められるとしたら、「素敵な男性💚」と言われるより「いい男ね💖」と言われたいそうです✿✿✿
英語ならnice guyと言うのでしょうが、日本語は色々な表現やニュアンスがあり、本当に奥が深いです✨✨✨