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日本文化の厳しさ

6月22日(月曜日)

ずっと以前、日本舞踊のお師匠さんに伺ったお話です。

個性豊かな沢山のお弟子さん達をまとめるのも、師匠の師匠たる力量なんだそうですが、発表会や大きな舞台を控えると、出し物の曲が誰が何分何秒、衣装替えに何分、連舞の立ち位置は誰が前で、後ろは誰それ……とそれはそれは細かい段取りを決めてお稽古をつけていくのだそうです。

師匠の言うことは絶対で、神の声と同じだという認識のもとでお稽古をつけて頂くのだそうです。

それだけ厳しいことを覚悟の上で入門しても、誰かと比較したり、気が合うとか合わないとか、あの人と組みたくない、などと「戯言」を言ってくる人がたまにはいる様で、そんな時は一度か二度は愚痴を聞き、なぐさめ、とりなす策を講じても、親心が分からない人は、結局チームに波紋を投げ掛けて周りをザワザワさせながら自分一人だけ会を去っていこうとする時に、勝手に辞めさせる事はしないのだそうです。


散々手数を掛けて、迷惑を掛けて、師匠や仲間に尻拭いをさせたからには、勝手に辞めていくのでは無く、師匠が弟子を『破門』するのだそうです。
破門と言うことは、二度とその流派には関われない、と言う一番厳しい処分だそうです。
会社で言うと、懲戒解雇です。

会社の人事でこうやりたい場面もありますが、やったら労基署や退職者が大騒ぎをするので、世の人事担当者や社長達は心の中で羨ましがるだけで、やりません。

しかし、伝統文化の世界では今持ってこの様なお仕置きが存在しているのだそうで、だからこそ、礼儀や礼節を肝に銘じた人達が文化を守っているのだと思います。


この様な事を思い出したのも、今週に控えている連絡会の総会準備で頭の中や周囲がとっ散らかっている最中、とんでもない事を言い出す人が出てきて、その後始末で大わらわな為です💦💦

タダでさえ、当日までバタバタと過ごし、今年は行政の課長のご講演や意見交換会を無事に納める為に、踊りの師匠並みのタイムテーブルを作り、舞台監督並みの会場レイアウトを作って、本番のシナリオはもちろん、リハーサルのシナリオと見取り図を作って準備を重ねている最中のちゃぶ台返し‼︎


そっちがちゃぶ台ならこっちは土台ごとひっくり返しましょうか⁉️
という位で、もはや『外面良子』は『姉御』となりつつある訳です😅

ちゃぶ台返しをする人がいれば、シナリオを何度も練習して本番の成功の為に尽力して下さる方々もいらっしゃいます。

そんな素敵な仲間たちと、どうか26日が無事に過ごせますようにと願わずにはいられない夜なのでした💬


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2015年06月22日 20:45に投稿されたエントリーのページです。

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