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鏡の法則

6月24日(水曜日)


午後、所用で日本橋に出向いた時の事。

カードで精算出来ないと知らされた男性が、「今引き出してくるから、用意しておいて」とご自身のバッグを椅子に置いたまま立ち去ろうとした時、対応していたお店の方が「お支払いの準備がないとご用意出来ませんので」と言ったのです。


男性客は「わかってるよ!今行ってくるから用意しておいてよ‼︎」と苛立った様子です。

これもマニュアル通りなのでしょうが、モノには言い方もありますし、ましてやその方はバッグを置いて行こうとしているのですから、お戻りになる事は明白です。
商品をお渡しするならともかく、急いでいれば、わずかな時間でも合理的に使いたいもの。
お金を引き出してくる間に指定した商品の用意をして欲しいのは当たり前だと思います。


完全な形では無くても、「用意しておいてよ」と言われたら「かしこまりました。ご用意してお待ちしております(^^)」とどうして言えないのかしら?と感じてしまいました。

2〜3分後に戻って来た男性は超〜不機嫌な様子で、その後の店員さんからの確認事項に反発的でした。

どうやら結婚のお祝いにと起こしになった様ですが、それをお渡しする時にまた今日の不愉快なやりとりを思い出すのでしょう(ーー;)


立ち去る際には「ありがとうごさいました。又のお越しをお待ちしております」とお見送りしますが、きっとその男性は『二度とくるか‼️』と思っていたのではないかしら?と妄想するのです。

と言うのも、決して人ごとでは無いからです。


『一言多い』為に大切なお客様を逃してしまうのです。

それも観光地での一回だけのお買い物と違い、日常圏内のお店では生涯その方が使って下さる
金額は計り知れないものがある訳です。


逆に言えば、親切にして下さると、少し不便でも又ここに来ようとも思いますし、その方のお顔を探して声を掛けたくなる事でしょう。

どうせ一言多く発するなら、喜ばせる言葉にしたいものです。


そして、その言葉は顧客側であっても同様です。

親切にして下さったり、説明がわかり易かったりした時に、素直にそのコトにお礼を申し上げると、とても嬉しそうに、急に優しげなお顔になります。

面白いものです。

商人と、客人。

お金を払うから偉そうにするのが得策ではないのですね。


お互いに、今、関わって良かった✨というわずかな瞬間を作れるのが大人なのかも知れません。


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2015年06月24日 22:15に投稿されたエントリーのページです。

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