9月8日(火曜日)
固定資産税の状況調査で提出する書類一覧が送付されてきました。
書類の作成日が9/1で提出期限が9/11。
内容確認の電話をすると契約書の薄~~~い複写の紙に細か~~~い字で契約内容が書いてある写しを送れという事ですが、表に書いてある文字や社判などが透けてしまい、コピーに肝心の文字が写りません。
その事を伝えても、「取りあえず送って下さい」と仰る担当者。
「写っていない書類を送っても意味が無いでしょう」と申しあげても「取りあえず送って下さい」と言います。
「何の為に必要なのか説明も無く、取りあえずの仕事なんかしません」
「緊急事態でも無いのに、会社の大事な情報を取りあえず送るなんて事はしません」
と再三繰り返し、やっと無罪放免?
本当にお役所の方々は大様なお仕事をなさいます。
また人に(会社に)それを当然の様に当てはめようとなさいます。
「もっと現実的な情報収集の仕方をお考えください」と懇願して電話を終えました。
相変わらず、専門用語をまくし立て、正論を通そうとする。これが一番腹が立つのです。
わたしくしがお世話になっているネイリストさんとは、この事を良くお話します。
施術は一回2時間くらいかかるので、話が合わないと長くお付き合いはできません。
「専門の仕事をしている人が素人さんに解る説明が出来て初めて一人前」
先日も、この話で盛り上がり、業界は全く違ってもお客様相手という事であれば、全ての仕事が同じだよね~~~。と意気投合して帰ってきたのですが、今日もその事を感じました。
役所だから、言う事をみんな聞くとは大間違いです。
「取りあえず」などという言葉を使うのは、無責任です。
この言葉の怖さは良く沁みわたっています。
「取りあえず、その辺に置いておいて」と言った物は必ず存在を忘れられます。
何年か経って、保管庫を開けると「誰がこんなところに置いたの?」という会話になります。
「取りあえず、やってみて」と言うと、言われた側はモチベーションが上がらず、そのうち風化してしまいます。言った方も忘れています。
あれ?あの件どうなってるんだっけ?
そう言えば、そんな事言ってましたよね・・・・の世界です。
「取りあえずビール」 この言葉はビールに対する愛情が感じられません。
ノドが渇いて初めに頂くのが最高に美味しいので、「先ずはビール」なのです。
根拠を盾にとって仕事をしている公の人が「取りあえず」という言葉を連発するのが不思議です。
この件に限らず、「オカシイ」と思う事を相手に伝えると、理解して下さる方は神妙なお顔になりますが、解らない人は解ったフリをして、隙を狙ってまたオカシナ行動が続きます。
怒っていたり、叱っている場面では、実はこちらの気持ちが萎えてしまう事もあるのです。
『こんな事を言わせないで欲しかった』と思う事が度々あるのですが、有りすぎかな~~??
日本語は、情緒があって豊かな意味が込められているのですが、使い方を間違えると途端に不愉快になります。
「取り急ぎ、この対応をしました」とう報告と「取りあえず、やっておきました」とでは大きな違いがあります。
「普通って何が普通なのか最近解りません」と呟いた社員がいました。
『その事に気付いただけ、エライ!!』と思いました。
言葉の持つイメージは各々違うのだという事を解ったうえで、この場で使う「言葉の定義」をすり合わせをしないと仕事に支障が出る。
と教えて下さった都田建設の社長の言葉が忘れられません。
一番大事にするところが、基準を同じにする事。
さすがに建設会社さんです。
「取りあえず、この辺に窓でも作っておくか」なんて事はあり得ませんからね。