♡最近の赤い羽根は「針」でなくシールで貼るタイプになっていました♡
♥洋服にシールは始末が大変。そこでカートのハンドルに張り付けちゃいました♥
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10月1日(木曜日)
通勤の途中、ボーイスカウトの子供たちと指導者が『赤い羽根募金』の呼びかけをしていました。
そうそう、10月1日はその日だった・・・と思いながら、数年前の姪との会話を思い出しました。
姪のRも小学生の頃、同じ活動をしていて、神奈川の大型スーパーの前で募金を呼び掛けていたそうです。
何グループかに分かれて、誰の箱に一番お金が入るかを子供ながらに競争したらしいのですが・・・
以下、車の中での二人の会話^^;
「Rちゃんの箱はどうだったの?」
「他の子の箱の方が多かった」
「残念だったね・・・・」
「ウウン・・・別に私のお金じゃないから・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・(-_-;) 」
この時、募金の意味が伝わっていないのだなぁと感じたものでした。
そして、社員が会社全体の売上額を意識するより、自分の銀行口座に振り込まれるお金の方に興味があるのと一緒です^^;
これは致し方がないですね。
今朝、初めのグループをスルーして、二組目のグループの場所の信号が変わったばかりだったので、信号待ちの間に、久しぶりに募金をしてみました。
「ご苦労様ね」と言いながら100円玉を入れようとしても、箱をぶら下げた子供は固まって、一言も話さない、箱の向きも変えない・・・・。そばに付き添っていらっしゃった熟年女性が「ありがとうございます」とお礼を言って下さいましたが、きっとこの子供たちは姪と同様、なぜ10月1日に駅前やスーパーの前で「お願いします」と知らない人たちに声を掛けるのか理解できずに、立たされているのではないかと思うのです。
そして、やっと振り絞って出した声にも反応する大人たちは少なく、『やり甲斐』を持つ事なんて到底無理な話です。
さて、江東区内で集められる赤い羽根共同募金の金額はおおよそ1,500万円です。
街頭募金よりも、町会や自治体が家庭訪問して、半ば儀式の様に集めるものがほとんどだそうです。
そして集めた金額の8%がその団体に活動費として還元されます。(H26年度の情報)
歳末助け合いは約2,000万円ほどの様です。
全部で3,500万円をどの様に活用するのかを辿っていくと、対象者は限定され、申請により何点かの商品から1点選べる仕組みになっているとの事。
大人たちは子供たちに、どんな人にどんな形で集めた(労働した)お金が使われるのかを、堂々と伝えないといけないと思います。
18歳からの選挙権を巡って様々な議論があるところですが、お金を稼ぐという事、そのお金がどう動いていくのかを小さい頃から学ぶ事が、世の中に関心を持つきっかけになるのではないでしょうか?
通常の仕事をして、3,500万円を売り上げるのは並大抵の事ではありません。
その価値を皆が納得できる様な社会福祉にしていくには、やっぱり教育しかないと思います。
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昨日夜間に行われた『区東部地域リハビリテーション連絡協議会幹事会』と長々しいネーミングの会議では、盛んにリハビリテーションの意味合いを議論していました。(当然ですが・・・・・)
どうしたら、有効なリハビリを提供できるのか?医師もセラピストも介護職も皆同じところで悩んでいます。
三島からの流れで参加したわたくしは、少しの疲労と風邪の名残の頭痛と格闘しながら席についていたので、名指しされるまでは発言を控えていましたが、本人と関係者がリハビリに対する明確な目標設定の基準を持たないまま、提供の在り方ばかりを探っているので、「達成」という評価が何時まで経っても出来ないであろうと思った次第です。
特に高齢者の慢性的な症状や緩やかな低下を防止する事は成果の実感は表現しにくいものです。
提供すべき事に論点が集中し、『何の為』→『元気な高齢者社会の実現』とあまりにも漠然とし、個人の個人たる目標を立てられない現実がある事、それは何が起因しているのか?
とグルグルと薄ら痛い頭の中で考えが回っていました。
総合事業にしても、リハビリテーションの新しい独自の取り組みにしても、結局は手探りの中でまずはやってみないと見直しも出来ません。
帰りの車の中で、「正論ばかり唱えたとしても、実際に動く人たちが動いてみないと解らないもの・・・・」と半ば肯定的な諦念の思いでおりました。
それにしてもうちのデイサービスのネーミングはイイです。
SMART・・・・目標が明確であるか?達成の価値があるか?達成が可能か?それは何時までに出来そうか?評価期間を時間や数字で表せるか?
こんな意味合いがあるのを伝えているものの、思い入れが強いのは命名した社長くらいしかいないのも寂しい事ですが事実です・・・・・。
NHKの連続テレビ小説が新しいシリーズになりました。
その主人公の『あさちゃん』の口癖は「何でどす?」です。
小さな頃からいつも「?」を大事にして口に出しては叱られます。
でもその「?????」が世に大きな変化を生み出す源になっているのは間違いありません。
意味合いを探る事。
何故?どうして?と疑問を持つ事。
感心を持つ事。これはこの頃社員にいつも投げ掛けている言葉です。
赤い羽根募金は誰の為に、なぜ子供たちがそれを担っているのか?ボーイスカウト・ガールスカウトの子供たちの振る舞いに関心を寄せる。そして大人たちが声に応える。
こんな小さな事から子供たちに「やり甲斐」や「達成感」の体験をしてもらうのも悪くはないと感じた朝でした。