10月2日(金曜日)
先日の勉強会の資料の最終ページにダーウィンの進化論が引用されていました。
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでは無い。
唯一生き残るのは、変化できる者である。』
昨日、若手行政マンから、『区民の方宛てのご案内文を作成したので、見て欲しい』とわたくし宛てに一通の文章が預けられました。
既に完成した文章でしたが、改めて手渡しされた意図を察してみれば……コレを見たら何らかのコメント下さい……みたいなエネルギーを感じたので、お電話で、少し会話をしました。
そして、結局は案内文は誰の為に、何の為に作るのかしらね?と言う、そもそも論で共感🍀
限りあるスペースに、どれだけの情報を盛り込めば効果的なのか?
その見せ方はどうすべきなのか?
若くて、とても頑張り屋のその方は、『次のチャンスにはもっと自分なりのアイデアを活かして納得のいくものを作りたい」と前向きでした。
こんなに仕事を熱く語る若い人との会話は久しぶりでしたので、何だか嬉しくなりました。
どんな組織でも今までのやり方を変える事、タイミングには慎重になります。
ただ本当に慎重からくるセーブなのか、変わらない方が面倒がないから変えないのか。後者であると、現場の空気や担当者のモチベーション低下に大きな影響を与えることになりかねません。
昨日、子供にお金の流れを大人が伝えるべきと記しましたが、お給料を頂く立派な社会人になったのなら、理不尽な仕事の流れや意味とトコトン向き合い、自分なりの答えを導き出して欲しいとも思います。
理不尽だと思うと、居てもたっても居られないのが若さです。
懸念すべきは、理不尽イコール当たり前と言う感情に落ち着いてしまう事。
ただ、今の彼は『そうあってはならない、変わらなくてはいけない』と.とても一生懸命に考えているのでしょう。
だから「僕が作ったんです」と数回コメントを繰り返して案内文に想いを託し、ウチの社員に預けたのでしょう。
地域包括ケアシステムのキーワードの一つは、他職種連携。
行政も、事業者も区民の皆様のお役に立つ仕事をしてこその連携です。
人は変化を受け止めるだけても大変なのに、自ら変化を起こす行動者は強いエネルギーの持ち主である為に周囲とぶつかる事もあるでしょう。
それでも意味があると思える仕事に取り組みたい‼️という挑戦者に対しては、立場や役割が異なっても、社会人の先輩として、僅かながらでも応援したいと思った出来事でした。