小春ちゃん・・・・・・地域の人気ネコです。子供もOKなマルチネコちゃんです♪
10月5日(月曜日)
月初の業務を片付け、慌てないうちに銀行の用事も済ませ、余裕があると思っていたのに、あっと言う間に一日が過ぎます。
秋晴れの日中は外周りの仕事にも楽しみがあります。
何処からともなく金木犀の香りが漂って来たりすると、思わず足を止め、花木の有りかを探してしまいます。
都会の真ん中でも季節を感じる事が出来るのは嬉しい事です。
さて、先週、三島に行った時に入ったお店で、面白い会話を耳にしました。
「ねえ、あたしのこの薬ゼネリッック?」
「今はさア、インターネットで調べればすぐに分かるんだよ」
「横浜じゃさア、ジェネリックにしなさいって書類が届いてるよ。そんでさア、医者に書類見せて言ったんだよ。ジェネリックってどんなもんですかって。そしたらさア、医者が言うには、そんなの品質に保証が無いからダメだって言うんだよね」
「それはさア、ホラ、医者とメーカーがさア、ホラ、くっついんでんじゃないの?そういう事じゃないの?」
「そんな事言う医者はさア、ダメじゃない。だって国がさア、どんどん進めてるんだから」
「でもね、あたしメーカー品っていうの?昔からの、それがイイっていつも言ってんの。お金もネ、あんまり変わんないみたいだからさ」
「ねエ、あたしのこれ、高脂血症の薬なんだけど・・・・ゼネリック??」
「今はさア、何でも聞けば教えてくれるよ。薬局の人に聞けばいいよ。」
「そうそう、薬剤師の人たちの方が薬の事、良く知ってるわよ」
「今度、あたしも聞いてみよう。あたしの薬、ゼネリックですか?って」
この方々の会話を笑わないで聞くのは本当に難儀でした^^;
聞き耳を立てなくても、聞こえてくる堂々とした会話は高齢者グループの特徴の一つでもあります。
どうやら、横浜在住のご友人たちが三島に遊びに来ていた様です。
遊び先でも、健康の事、お薬の事が話の中心になるのですね。
想像するに、年齢は70代後半。
女性3名と男性1名。
インターネットの話をなさっていたのが男性です。
すぐ調べられるよ・・・・と言っていてもスマホで調べる事はしないのもこの年代の方々です。
若い人だったら、すぐにスマホで検索を掛けるでしょう。
でも、みんなが自分が言いたい事を次々言いながら、人の話は聞いていない雰囲気は、もの凄く力強く、逞しく感じました。
ゼネリック(ジェネリック)であるか否か?ゼネリック(ジェネリック)にした方が良いのか否か?
こんな会話が盛んにされているのを政府が知ったら、シメシメ・・・と思うでしょう。
と、言う事は、薬局側の対応として、もっとゼネリック(ジェネリック)のお話を整理しながら、そのメリットを伝え、不安や懸念があればその解消に努めなければいけないと思った訳です。
別のお店でのお隣の会話も、薬の事でした。
(登場人物・・・・大学もしくは専門学校の管理者 男性二名)
皮膚炎で処方された薬が効かず、医師ではなく薬剤師に相談したら、何人もの薬剤師が集まってきて、皆が症状を良く観て、聴いてくれ、『これがイイ』と販売してくれたものを使ってみたら二日で良くなった。感動しましたよ。 何だか薬の事は医者より薬剤師の方が良くしってるみたい・・・・。 というお話。
「そんなに良く効くクスリって大丈夫なんですかね?」
「うん、そんなに長く使いっ放しじゃないから平気みたい」
「抗ヒスタミン剤とか入ってたら、やめた方がイイですよ。ウチのカミさんはね、薬の名前を言わないで、娘と成分名で話してルンですよね。」
ウ~ン・・・・・
何となく複雑な思いでしたが、旅先の通りすがりの方の会話に入り込む訳にはいかず、ただ音として聞こえていた事にしましたが、やっぱり専門職が専門職の力量を発揮してこそ国民の健康を支える事が出来るのだと、心の中でしみじみ思うのでした。
こんな雑文を書いていた所に、大村先生のノーベル賞受賞のニュース✨
16年前に先立たれた奥様に一番初めに心の中で報告をなさったとコメントされているのを拝見して、感動しました。
ストックホルムに生身の奥様はお連れになれなくても、きっと先生のお側には何時も奥様がご一緒なのでしょうね。
薬の選択を含め、自分の健康は自分で守る義務と権利があります。
先生方が気の遠くなる様な研究を続けて下さったお陰で、わたくし達には沢山の選択肢があるという幸せを改めて思い出させて頂いたニュースでした。