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看取りについての勉強会

10月19日(月曜日)


『高齢者の豊かな生活空間開発に向けて』研究会に参加して参りました。

今日は在宅医療を通じて看取りのあり方について三名の講師のお話を伺う機会となりました。

一番目の先生は、「良い死に方、看取り方は、死ぬまでの時間の過ごし方」であると静かな語り口で、かつ熱くご講演下さいました。


次に高齢者住宅の運営の中から学べる事例を法人の理事がお話を始めて下さいました。

初めのご講演の内容が濃かった事もあり、二番手の講師はお話しにくそうでした。

まして、医師に挟まれての二番手です。

気がつくと最前列の方が、頭を垂れています。

講師は目の前ですが、堂々とした姿です。

手元のテキストにメモをとっていた瞬間、変な音がしたと思ったら、講師の声も止まりました。

?と思って前を見たら、何と頭を垂れていた方が、持ち込んでいた水筒をテーブルから落としてしまったのです。

しかも……
それを拾ってくださったのは講師(ーー;)


恥ずかしいけれど、眠いのはホントにシンドイです。
こんな事も有りますって。だって人間だもの。


水筒を自分の頭で落としちゃった方は、申し訳無いように、時々講師のお話に大きくうなずき、『起きてます』アピールをなさいますが、やっぱり相当眠いみたい。

眠っている間に講師はとても良いお話をなさっているのに、もったいないです。


そして三番目の先生のお話。

内容は、全て看取りに関する事。

前お二人がお話した事と重なる事もあり、やはり不利な状況でしたが、お見事な判断で、公演のスタイルを受講者とのやり取りをメインにし、終始活発に進められました。

『あ〜、この先生は本当に人を良くご存知なのだな〜』と感じました。


言葉の使い方、相手に対する配慮、一番頑張っている人の応援者を募る言動、作戦には頭が下がります。

最前列の方も、大きく反応し、大きくうなづいたり、時おり先生のユーモアたっぷりの表現に笑い声をあげていらっしゃいました。

確かにお話の内容や、先生のご方針には感銘を受けることばかり。


人様の公演を聴くのは内容もさることながら、その方法、言葉の表した方がとても参考になります。

わたくしも社員の前で話す時に、眠そうにしている人、実際にコックリとしている姿を見る事が少なく有りません。

こっちは随分核心に満ちた話をしていると思っていても、聞く方はその重要性よりも見に迫っている眠気との戦いに集中するものかも知れません。

今日も眠い人ゼロに出来なかった時には『しかたがない。だって私の声は癒し系だから』と以前タクシーの運転手さんに言われたセリフを思い出すことにしています。


もっと上手く伝えられる様に更なる勉強が必要だと感じた次第です。


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2015年10月19日 23:14に投稿されたエントリーのページです。

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