10月29日(木曜日)
今朝、事務所の階段でベテランヘルバーさんとすれ違いました。
数ヶ月前には膝の痛みでお仕事をお休みしていた方です。
その後、手術を勧められたり、注射をしたりと、色々ご苦労があったのですが、随分良くなってまたお仕事に精を出して下さっています。
今朝は階段をトントンとリズム良く降りてこられたので、「Tさん、スッカリいい調子ね」と申し上げたら嬉しそうに『自己注射』の話をなさいました。
最近、骨粗鬆症の治療としてインスリン注射の様に、自分で毎日皮下注射する方法があります。
お腹に毎日注射をしていると、赤や黄色の内出血でアチコチ色づくそうで、その様を花札の猪、鹿、蝶の様だと表現して大らかに笑うのです。
その明るさが病を吹き飛ばすのね〜と思いました。
別れ際に「社長さん、私、70代じゃ無くて、まだ60代のつもりですから、これからもよろしくお願いします」とまた笑っていらっしゃいました。
スゴイな〜と思いながらも、今朝一番で元気な会話が出来て、こちらが励まされました。
今、挨拶運動強化月間として、相手の顔を見て声掛けする様にしましょう。と改めてマナーを見直しています。
朝の挨拶が気持ち良く出来ると、エンジンの掛かりがスムーズです。
Tさんのご主人様は職人さんでした。
だから、特に出掛けには気持ち良く送り出して、一日怪我がない様にと気を遣うのが当たり前だった様です。
身についた良い習慣は宝物です。
70代でも清々しいお気持ちと、軽やかな声は凄い武器です。
こんな先輩がいらっしゃると、年を重ねる事も満更捨てたものでは無いと思います。
そして笑いは大方の事を吹き飛ばしてくれるのだと、改めて思った朝でした。