12月16日(水曜日)
昨日、区内の介護事業所のケアマネージャーの方々と「薬の勉強会」を開催しました。
当方で企画したものではなく、その事業所の方々のご要望でお声が掛かり、薬局長と一緒に出向いて参りました。
「薬の勉強」と言っても幅が広く、何をテーマにするかだけ事前に打ち合わせをしましたが、いくつか挙がってきた質問に回答する形で始める事にしました。
ケアマネージャーが迷っている、困っている事の一つに『医療職との連携の方法』があります。
また、利用者様と主治医との関係を保ちつつ、意見を代弁する役割も担っています。
薬の知識を学ぶというよりは、それぞれの役割を理解し合う事が必要な事だと改めて感じました。
帰り道「まだまだ薬局が何をしているのか認知度は低いですね。もっとこんな活動をしていかないと・・・・」と薬局長がシミジミ語りました。ホントにその通りです。
そして今日。
卸問屋のご担当者2名が律儀に年末のご挨拶にお越しくださいました。
この方々からも、以前から地域医療の発展と医療、福祉の連携について何ができるか?といったお話を承っていたところでしたので、昨日のリアルな体験をお話しました。
先日の内覧会での体験や、昨夜のお話も加え、先生方に患者様やご家族の『思っているけど言えない話』を一体誰が伝えるか?というところまで議論が進みました。
ここに来ると、お互いに見合った見合った・・・・となります。
丁度薬局長が顔を出したので、昨日のおさらいをして、やっぱり薬剤師会を巻き込もう‼️と言うことになり、厚労省が発信したアンケートの項目をヒントに、患者様に向けて実態調査を行い、そのまとめを薬剤師会から医師会に挙げたら良いのでは⁉️と我々だけの結論を出し、それを持ち帰っていただいたのでした。
担当者の一人、Sさんは、薬剤師会の会長の店舗の担当者でもあります。なんとラッキーな事でしょう。
閃めいた時が何かに変化を起こすチャンスです。
でもとても大きなエネルギーが必要です。
だからこそ、小さな集まりの中で語られた事をそのままにせず、アチコチで聴いた事を固まりにし、それを総意として作り上げていくことが必要です。
問屋さん達が専門職の中に、どう絡んで来るのかしら?と、疑問に思っていましたが、ここでちゃんと繋がりました。
どんな仕事でもマーケティングは欠かせないし、消費者の意識調査をしてから商品を開発するものです。
医療はそこからずっと遠いところにあった訳ですが、もはやそうも言っていられなくなっています。
危機感を感じておられる先生方も大勢いらっしゃいますが、個人のできる事には限りがあります。
医療に求める本心を知る事が第一歩です。
これはわたくしたち一人ひとりの問題です。医師に対する文句ではなく、自分がどう生きたいのか、どう死んでいきたいのか?個人個人が責任を持って意思決定をする事なのです。