2月4日(木曜日)
平成元年から毎週のようにお目にかかっていたお客様が千田でのお仕事をこ勇退する事になったのが一昨年の春のこと。
それ以降、1〜2度お見かけしただけでお話する機会が有りませんでしたが、今日の午後事務所にお尋ね下さいました。
何かお困りの事ができたのかしら?と少し不安になって下に降りましたが、幸いこ自身もご家族もお元気な様子だと分かり、一安心です、
しかし、わざわざお越し頂いたご用件が、実は困った事だったのです。
そのお客様の自宅FAXに心当たりの無いモノが何通も送信されるとの事。
その内容が、介護に関するお客様情報や、介護保険証の写しなど、個人情報のかたまりだと言うのです。
1回2回は相手先に違って送信されていると連絡をしたそうですが、それでも間違いFAXは届くらしいのです。
そこで、わたくしの事を思い出し、何かの折に同業者にこの状況を伝えて欲しいとの事でした。
FAXやMailの誤送信は、人ごとではありません。
何年か前に、お役所の偉い方が不倫相手の部下にMailをするところ、一斉送信にして大騒ぎになった事がありました。でも笑えない気分です。
お客様には関係者への注意喚起をお約束致しました。
二年ぶりの再会が、この様な内容で何とも言えない気分でしたが、このことをキッカケに思い出して下さったこと、わざわざお越し下さったこと、その後のご家族の様子やお互いの近況を少しおしゃべりする事が出来て、これはこれで懐かしく嬉しい時間でした。
自営業と家事、介護と一人三役を果たしながら、いつも冷静で優しくて思いやりあるとても素敵な人生の大先輩で尊敬していた方です。
ご勇退後はマンションの方々と過ごす事が増え、新たな生活を活き活きと送られているご様子を、拝見し「やっぱり、女性はスゴイ」としみじみ思うのでした。
地域を創るのは、何も新しい何かをわざわざひねり出してこしらえるのでは無く、この様な方々がいつもしている事を少しだけ広げられら仕掛けを作れば良いのでは無いかと改めて感じたのでした。