3月30日(水曜日)
午後、デイサービスすまーとでは、4月1日から開始される「新しい総合事業」の準備を兼ねた会議を行いました。
所長以下、すべてが非常勤勤務者という皆さんが一堂に会して話し合いをするのは久しぶりです。
お陰様で、このところご利用者数が増え、時々覗きに行くととても活気があってなかなかイイ感じです。
そのイイ感じが別のお客様にも伝わって、見学の方の契約率が高まっています。
思えば色々な事がアッ2年間でしたが、ようやく今日の様な社員自ら発信する『提案型会議』が持てる様に成長しました。
課題はそれなりに有りますが、する事は一つ。お客様のお役に立てるサービスをどうご提供するかです。
今日、やり取りの中で面白い事がありました。
もともと3時間という短時間のサービス提供時間のメニューを模索している中、「総合事業の短時間の方にもおやつを提供する義務があるんですか?」という疑問です。
これは、全く持って事業所側の都合というか、お客様にしたら失礼な話です。
そもそも、なぜ、お茶やお菓子をご提供するのか?
ここを考えたら、提供の義務という言葉は出てこなかったでしょう。
でも、この質問があったからこそ、根幹の話が出来て良かったです。
ご高齢者の水分補給・物を召しあがる時の様子、すべてがその方の身体機能の様子を表して下さっているのです。
むせこみが無いか?
固いものは名上がれるのか否か?
甘い者を制限されている方なのか?
食べ方が早いのか?遅いのか?
チョコレートのフィルムを自分の指ではがせるのか?支援が必要なのか?
入れ歯の調子が良いのか悪いのか?
おやつ一つで、実に色々な情報を伝えて頂けることを理解できれば、答えは決まっています。
もちろん、お仲間とお茶とお菓子を召しあがりながら、和やかな時間を過ごすという、コミュニケーションの役割もあります。
「これ、美味しいわね」「私はもっと辛いのが好き」「この前孫と一緒に食べたケーキが美味しかった」などお話が弾むのもおやつタイムならではの事です。
物事には、全て意味がある。意味を持たせるという事を伝えられた貴重な会議でした。