4月11日(月曜日)
金曜日の午後、薬局経営者の勉強会でこの度の診療報酬改正に伴う諸手続きに関して色々な話がありました。
先週6日に一度開設基準の届け出をしに行った薬局長が青ざめて帰ってきました。
先般、薬剤師会で説明を受けた内容と話が違うようです。
何が?と言うと基準薬局のあるべき姿として、地域に対してどんな活動や貢献を行っているか?と届け出するのですが、薬剤会の休日診療の当番を行っているだけで十分、という会の説明を受けて持参したら、アウトだった訳です。
ならば、再挑戦として今まで取り組んできた活動を一つづつ洗い出し、その案内や資料、参加者名簿にアンケートのまとめ、ついでに研修会の写真などを一気にまとめました。
そうそう、今年から連載している❝あっとほ~む☆たいむす❞のコラム『教えて薬局長』も地域の方々への啓蒙活動として持参させました。
わたくし自身は様々な活動の場に身を置いていますが、薬局長もなかなかのモノで、特にこの一年間は積極的な行動が実を結び、合わせ技で見事に基準薬局の受付を完了したとの事。
資料を整理しながら「こんなに色々な事を実践している薬局は区内では他に無いからウチがダメだったらどこも基準は取れないはずだよね~~~」と悶々とした想いを語り合っていました。
しかも、単純にこの10日間の診療報酬で返還しないといけない差額が発生したのかも知れなかったのです。
でも、何とかこの改正のスタートラインに立てました。
ここを突破しない限り「かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師」は絵に描いた餅にしか過ぎません。
地域包括ケアシステムの理念に沿っての改正だと思っていますが、実際には理不尽な判断によって正当な評価を得られない事があります。
「無地通りました」という報告を受け、『首の皮一枚つながったわね』と語ったら一番若いスタッフが「あ~~、こういう時に使いうんですね」と笑ってくれました。
しかし、実績は既に過去のモノ。
大事なのは、今後の活動です。
健康に関して、生活支援に関して、薬というツールを使ってどの様にご支援していくかが試されている訳です。
モノからコトへ・・・・言葉だけが一人歩きするのではなく、本当に求められている事柄をご提供できるように、研鑽を積んでいく以外にありません。