5月27日(金曜日)
昨夜、『進行性難病の在宅支援に必要な多職種連携を考える』というテーマで弊社のケアマネージャーが事例発表をいたしました。
墨田・江東・江戸川の医療職、介護職の方々が参加され一つの事例を元に、私たちが何をどの様にしたら何が生み出せるのか?を検討しました。
Tケアマネージャーは、自他共に認めるほど滑舌が悪く、大勢の人の前での発表はさぞ緊張したと思います。
しかし、先週の事前打ち合わせの時と比較し、凄~~~く良くなっているではありませんか!!
資料に自分なりのコメントを書き込み、聞く人にとって解りやすい言葉で伝えています。
『早々、その調子・・・・』と内心ハラハラしながらも、プレゼンの心得をレクチャーした通りに上手に進めていました。
仕事が上手くなるコツの一つに「素直さ」があります。
彼女は、自分が不得手な事を承知の上で挑戦しました。その為にとても努力したのが解りました。
新人君も含め、我がチームメンバーが全員参加し、各テーブルで議論の輪に入り、各々の勉強をしてくれたのも嬉しかったです。
医療の進歩や福祉の現場の育成には、教科書以外に生身の方々の健康や生活について取り上げさせて頂く事が多いものです。
この度も「自分の病気や体験が役に立つのであれば・・・・」とお許しを頂く事が出来ました。
本当に、本当に有難うございました。
進行性難病の事を学べば学ぶほど、知れば知る程怖気づく自分がいる事にも気が付きました。
正確な診断をつける為に、疑わしい事は全て潰していく。でも潰しきれない事実を確認した時に、医師でさえも告知は辛いものだそうです。
『違っていて欲しい』という心理で、検査を繰り返し、決断を他の医師に委ねる事もあるそうです。
わたくしたちは、難しい病気を抱えた方のご支援となると少し警戒芯が働きます。
警戒心とは、ご本人は病気になったご自身をどの程度受け入れているか分からない事が多いからです。
昨夜の議論の中で、一番多かった意見が『その人の思いを知る事』いうものでした。
そうだよね・・・・と頭では理解できますが、『ご自身が明確に心情を述べる事が出来るだろうか?』というそもそものお話をH先生がまとめの講義でお話しして下さいました。
真剣な講義を伺いながら不謹慎かも知れませんが、H先生は何時お目に掛かってもカッコいい先生です。
女性らしい素敵なファッションとキレキレの講義。 ウ~~ンホントにカッコいい!!!
カッコいい先生から、難病の厳しい実態とリハビリについてのお話を伺うと何としてでもそこの域に近づきたいと思ってしまいます。
個人個人の力では限りある事でも、お互いの役割を明確にして、それぞれが活躍できる場を作っていけば、もっと役に立てるお仕事が出来そうな気がして参りました。
それにしても、人が醸し出すエネルギーは凄い力を持っているのだと感じました。
そのカッコいいH先生がTケアマネージャーの事例を褒めて下さったので、応援者のわたくしとしては何よりなひと時でした。