6月13(月曜日)
先週末、一人暮らしの方が急に歩けなくなったとの連絡を受けました。
この様な連絡を受けるとまず安否確認をいたします。
歩けない・・・・・痛みは?・・・・トイレは?・・・・・食事(水分補給)は?・・・・・電話には出られる?
その確認をした上で対策を講じます。
ご自身で電話をしてこられたと言う事は、電話はOK。
結局、展示ルームにある歩行器や、車いすを臨時にご利用頂くためにデイサービスの送迎者を利用してお届けに上がり、受診の準備をさせて頂き、近所の整形外科にヘルパーがお連れし、事無きを得ました。
緊急時には外部の手配を頼りにしているとなかなか事が進みません。自社で可能な限りのお手伝いが出来てこそ、お客様の安心に繋げられるものであると、この度の体験を通して再認識いたしました。
それにしても、いくら社長の命とは言え、急な車の調整やヘルパーの手配等々、よく揃って上手く行えたものです。
タイミングの良し悪しはあるにしても、ココがウチの強みであると嬉しく思った次第です。
昨日までお元気でいた方も、何時体調を壊すかわかりません。
『歩けないから、病院に行くのは無理かと思っていた』とお話しして下さったお客様。
『こんなに親切にして貰ったのは初めて』
この言葉から余程我慢をし、心細い思いをされていたことが窺えます。
『何かあった時の為に私たちがいますから』と申し上げましたが、ご高齢の方々はご家族や医療・介護職にも気を使っている事が多いものです。
離れて暮らすご家族は、緊急の時にこそ専門職の面々が何か手立てしてくれるとアテにしておられると思います。
アテにされなければ、仕事をしている価値はありません。
チームで支える・・・・というテーマを実践するには、そのチームメンバーの何れかがアテに出来ない様では困ります。
先般、亀田総合病院の先生にお話しを伺う機会がありました。
千葉の端にあるにも関わらず、全国各地から患者さんがお越しになるようです。
最近では中国の富裕層の人間ドッグも予約が一杯で数ヶ月待ちだそうです。
でも、どうしてこんなに不便な場所にも関わらず多くの方々の支持を得られているのでしょうか?
その背景をお話しして下さったのですが、マスコミから伝わってくる華々しい内容とは異なり、ち密な戦略と地域貢献・職員貢献に大きなエネルギーを注がれていることを知りました。
規模の大小に関わらず、なぜその仕事をするのかという理念をしっかり持ち、伝えて生き続ける事が重要だと改めて感じました。
『 Do&Think !! 』
『いくら考えていても、議論しても、やってみなければ進歩はない。やらない事から得るものは少ないが、失敗から得る事は少なく無い。成功すれば更に良い』
この言葉は、病院のポリシーだと言う事です。
『成功すれば更に良い』という部分が好きです。
成功を手に入れる為には、議論だけでは無理です。
そうそう、昨日出演したコンサートの打ち上げで聞いた名言です。
『100回の練習よりも、1回の本番♪』
これは「自分はまだ人前で演奏できるほど上手くないから・・・」と謙遜していたお仲間に突っ込んだ言葉です。
みんな舞台の上で恥や冷や汗をかいて、だんだん度胸がついてきます。
仕事も理論だけでなく、まず実践してそれを繰り返して上手になっていくものだと思います。
そして、励ましてくれるチームメイトがいてこそ色々な事に挑戦しようと思うものではないでしょうか。