6月29日(水曜日)
松本清張の著書に『点と線』というテーマの小説がありました。
推理小説なのですが、表題から数学の本だと勘違いしていたのが、数学が得意だったわたくしの兄です。
このエピソードは大昔の事ですが、今夜参加したフォーラムの参加者、関係者のお話を伺っているうちにふと点と点とがうっすらと繋がって来たのでは……と思った時に昔のエピソードを思い出した次第です。
今夜のフォーラムとは、ガンになっても、病気でも地域で住み続ける為の支援をするNPO法人が行政の後援を受けて開催されたものです。
地域包括ケアシステムの中でイメージされている事と重なります。
専門病院と地域医療との連携、患者さんやご家族の意思や立場を誰が理解して伝道者になるのか。?などなど考えさせられるテーマばかりでした。
会場にお越しになっている方々は、お顔馴染みの方が多く、それぞれどんな役割を担っているか良く存じ上げている方々ばかりでした。
すれ違いざまにご挨拶をしただけでも、このフォーラムの後に何をしなければいけないのかが、お互いにピピッと解って、短い会話で通じてしまいます。
その時に『点と線』が浮かんだ訳です。
点の実感しかない時には、不安や焦り、投げ出したくなる焼けっぱちな気持ちが浮かびます。
ところが、点の側に仲間の点がある事に気づくと『もう少しだわ💕』と心丈夫になります。
今夜の法人代表は、私より少し先輩の様にお見受け致しました。
それならば、少しの事で嘆いたり、疲れを感じてないで、前を向いて進もうと言う気になってきます。
動きを止めてはなりません。