7月26日(火曜日)
今朝のニュースで知った障がい者施設の死傷事件。
昨日は奇しくも外国人の医療職・介護職の教育について記しましたが、平和なこの国でなぜこのような悲惨な事件が繰り返されるのでしょうか?
恨み、憎しみ、仕返し、その挙句の人殺しと自己破滅。
彼は何のお役を買ってこの世に生まれてきたのでしょうか。
障がいを持つ親御さんや、関係者は障がいを持ちながらでも人の役に立てるお仕事を教えて頂きながら施設で自立して過ごせる事にどれだけ安心しておられた事でしょう。
自分たちが先に死んだら、残された子供はどうしよう・・・とずっとその不安と向き合っているのです。
多くの入居者や職員の方が犠牲になってでも、わたくしたちが学ばないといけない事は一体何なのでしょう。
今夜の事業者連絡会の資料をまとめておりましたが、これから実施する研修内容についてのアンケートに『倫理感を育てる』『メンタルトレーニング』と言う項目に複数のチェックがありました。
しかし、いざ倫理観と言っても、何から伝えれば良いのでしょう?
その人が幼いころからどの様に育って、どの様に人と関わり、どの様に人や物を大事にしてきたか?
どんな事に喜びを感じ、どんな事で悩んで生きていたのか?
この様なテーマを考えると、結局はとても深い闇の部分に突き当たってしまうのです。
テロと言う言葉は対岸の火事の様に感じていましたが、ごく身近にも自分たちの幸せを一瞬にして壊す者がいる事を、心底恐ろしく感じます。