9月7日(水曜日)
午前中、労務の先生方との打ち合わせがありました。
労務管理の会議の内容は楽しい話ばかりではありません。
先生方にしては経営者に言いたくないけど伝えないといけない話が山盛りです。
ですので、その気分を少しでも緩和したいな~~と思って簡単なお菓子をご用意する事があります。
今日は洋菓子店で売っていた「くずきり」でした。
3種類の味があったので、各種買ってきたのですが、お越しになって「どの味になさいます?」と伺うのも何だかな~~~と思って一筆箋に筆ペンで『お品書き』をしたためてみました。
お 品 書
フルーツくずきり
りんご
うめ
ぶどう
緊張のお仕事の連続で、少しお疲れ気味だった先生も、それをご覧になった途端に大笑いです(^^♪
「社長が書いたの?スゴイ上手~~!これ貰ってもいい?」なんて仰るので、「恥ずかしいから持ち帰っちゃダメ」とお答えしたら、写メを撮っていかれました(^-^;
「こんなの初めて~~~」とたいそう喜んで下さったので、わたくしの思いつきも満更では無かったとホクホクした次第です。
どうでも良い事ですが、ちょっとした事に手を掛けると、思いがけない反応が楽しめます。
ただし、この手は全てのお客様に使える事ではありません。
お迎えする方のパーソナリティとお話の内容により使える場合とそうでない場合があり、何か仕掛けるにしても、相手によって手法は変化させないと白けた結果になり兼ねません。
今日の様に『遊びごころは大事ね~~~~~』としみじみつぶやいて下さったその一言でこちらも『セーフ💦』と思う訳です。
色々と気の重いお話をする場面が多い労務の打ち合わせです。
それでも社員の働きやすい環境を作る為に、安心して仕事に集中してもらえる為に、出来るだけ不公平感を持たずにチームメイトが協力し合える様に、でも会社が継続して運営できる様に・・・・と色々な判断基準を設けて仕組み作りの話をいたします。
その様な辛気臭い話を、お越しになった早々に切り出されても少しゲンナリです。
今日改めて、お茶もお菓子も、ただ喉を潤したりお腹を満たすためだけなく、場を和ませ、豊かにするものなのだと感じました。
10年くらい前ですが、デンマークとスウェーデンの医療施設・介護施設に視察に行った時に、必ず出迎えて下さるテーブルにお茶とお菓子が用意されていた場面を思い出します。
お菓子が食べたいのではありませんが、その気遣いが温かさを感じ、嬉しかったのだと思います。
同じ時間を共有するのであれば、お互いに気分よく過ごせる様に、気遣える者がそれをすれば宜しいのだと思います。
それはお茶やお菓子にこだわる事ではありません。
誰かと大事な時間を過ごすという心構えの様なものだと思います。