9月8日(木曜日)
自宅マンションの管理人さんが怪我をして代行の方が数名で業務を担って下さっています。
すると、お掃除の仕方、仕上がり、掲示板の張り紙、挨拶までに大きな違いがあることに気付きました。
全てに於いてとても感じが良いのです。
一事が万事という言葉が有りますが、日頃気になっていたちょっとした事のそれぞれが、一気に整えられているのを実感しています。
まずは、挨拶。
どんな場面でも、どんな仕事でも基本の基本です。
朝出掛ける時には、「行ってらっしゃいませ」と会釈をして下さいます。
ゴミ出しの時には、床を洗った後の水たまり
に気をつける様に声かけして下さいます。
掲示板の画びょうは、錆びついているのが全部取り替えられていました。
張り紙も、位置をずらしてグルーピングされたので、情報が入りやすくなりました。
全て、住人への配慮あるお仕事です。
数日前、マンションの管理組合の運営が如何に資産価値を生み出すかというテレビ番組を観たばかりでしたので、その時の情報と重ねて最近の管理人さんの動きを見ていました。
ゴミ置場は確かにゴミ置場です。
でもだからこそ、綺麗な場所であって欲しいと思っていました。
ペットボトルや空き缶の回収容器の脇には、それらを持ち込んだ際に使ったレジ袋が捨てられる様な蓋付きの容器が据えられています。
ただ、その蓋はいつあらったのか?と思うほどに真っ黒黒スケだったのです。
触りたくないので、いつもビニール袋は持ち帰っていた程です。
ところが、それが綺麗になっていました。
臨時で入ると、見えなかった部分が見えてしまうのか?元々代理の方々が皆さん揃って几帳面なのかは分かりませんが、この心地良さを味わうと、代行業務の終了日が来ないで欲しいと思います。
『人、物、金』の時代から、『人、人、人』に変わったと大前さんが語っておられます。
仕事は全て人によって、人の為に提供されるもの。
そして、自分の仕事ぶりはなかなか自分ではわからないものです。
だからこそ、お客様や、共に働く人達のお顔に映される自分の仕事ぶりを自らキャッチしないといけないと思います。
自分の都合や、自分の足元だけを見ていると、気がつきません。
相手の目を真っ直ぐにみて、健康的な声を出してこそ、相手が自分の姿を映して下さるというものだと思います。