10月11日(火曜日)
昨日は、体育の日でした。
数年前は毎年10月10日と決まっていたのに、日曜と連休にしたがる政府の思惑で10日と限らなくなりました。
大体この日はスポーツにまつわる特集や地域でのイベントが沢山開催されます。
運動会も大昔は秋の風物詩と決まってきました。
でも、この頃は受験生への配慮で、春に開催する学校も増えたようです。
運動会、体育祭で何を思い出すかというと、私の場合はスポーツでは無なくてブラスバンドの活動です。
開会式の校歌斉唱の伴奏に始まり、お昼休みには、校庭一周のパレード。
成績発表の時には、『見よ勇者は帰る』という曲を何回も繰り返しました。
この曲を聴くと、今でも懐かしくその当時の光景が蘇ってきます。
さて、この曲を演奏する時のコツは、楽譜通りに演奏するのではなく、式典の進行に合わせて収まりが良いように、指揮者が機転を利かす事と、その時の判断を瞬時に捉えるという演奏者の集中力です。
なまじ暗譜をしていても、キチンと指揮者を見ていないと、どこに飛んで、どこで終了になるかわからないので、真剣でした。
自分ひとりでは出来ない共働作業の最たるものだと改めて思います。
先日『チューニング』と言う事について触れましたが、その後は実態に合わせた仕事の提供について真剣に取り組む事となります。
先週から社員面談が開始しましたが、話をしている際に時々「こういう理解をしているけど、ここまではすれ違いは無いですか?」と確認を取る事にしています。
音楽でも、初めの音合わせは合っていても、演奏が長くなると、楽器の温まり具合や、弦の伸びチジミで音が狂う事があるのです。
ましてや、社員と上司の会話では、相当に気を付けなければ『ナンチャッテ面談』になり兼ねません。
面談は1対1ですので、お互いにある程度理解し合えますが、肝心なのはそれを現場で言動に活かせるかどうかです。
皆が悩むのも、ここです。
その悩みを解消するのがわたくしの役目です。
一つ一つの課題がクリアできたら、心の中で『見よ勇者は帰る』を歌っているのではないかと思います♪