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考えて答えを出す教育

2月9日(木曜日)

どうしてだろう・・・・・?

なんでだろう・・・・・?

事あるごとにそう悩み、考える時間が増えています。

その反面、サッサと決める事には時間をかけない様にしています。

先日、ある保険代理店の方との初回打ち合わせで、大よその保険料を伺った後2回目のご訪問の際に「印環があればいいのかしら?」と用意しようとして、「社長、未だです。今日は見積もりをお持ち下さったので、契約はこの次です」と部下に注意されました。

何れにしても早々に契約をしなければいけなかったので、サッと済ませたいと思っていたのです。


今日もある取引終了の書面のやり取りについて、ご担当者からの説明がありましたが、慎重に事を運んで下さろうとしているご配慮とは逆で、どんどん事を進めようとして笑われました。


以前、会長が社長の時代に、随分セッカチだなアと思ったものです。

関西では『イラチ』と表現するのでしょうか?

少しの時間も待てなくなる。勿体ない。グズグズしている様子が不愉快になってくる・・・・。

当時は、用件を伝えるのに事情を話していると「結論は何!?!?」と言われビクビクしていたものでした。

ところが、時は経ち、立場も変われば何と、当時の会長と同じ口ぶりになっているのです。

そして、決裁事項をどんどん進めないと、仕事が回らないという事情も解りました。


管理職の人達に次々と宿題を出すのですが、答えが滞ると、宿題のテーマがボヤけてきてしまうのです。

何人もの人に指示を出していると、一つタイミングがズレると、何が何だか?の状況になります。

先日、TVを見ていたところ、最近の中学教育の中で、重きを置き始めたのが『考える力』『自分の中にある答えを導き出す力』なのだそうです。

〇か✕かの答えを出すのではなく、途中までの問題を読み、その先の問題を自分で作り、回答を述べる・・・・など高度な設問が増えているのだそうです。

それから、ディスカッション。

自分の意見を堂々と伝える力をはぐくみ、同時に周囲の人の異なった意見を聞く力も養う。

ここでは、言葉の勉強もさることながら、相手への配慮や、受容、肯定していく能力も育つのだそうです。

ひところの『ゆとり教育』とはかけ離れたスゴイ教育だと感心して番組を見ていました。

これからの社会では『自分の頭で考え、答えを導き出す』人が求められるからと教育者は語っていましたが、それは今でも必要です。

何故?と聞いた際に黙り込む・・・・・。

A?B?と聞くと、やっとAとかBとか返事をすればまだイイ方・・・・。

この状況を個人の資質だと思っていたのですが、やはり教育や環境なのでしょう。

そして、大人になったら自己成長に責任を持つか持たないかの差が大きいと思います。

教育の範囲には躾も含みますが、考えなくても周囲が答えを出してくれる環境に身を置き続ければ、考えなくもなるでしょう。

『社長はやさしいから、答えを出してあげている』と言われることがあります。


大いに反省をし、黙って辛抱できる努力をしないといけません。

何故?の質問に無言が続いたとしても、イラチにならず、発語を待てる様に自分自身への教育も重要です。


しかし、今日ご訪問下さった若い方の意見は、解りやすく、大変感心致しました。

彼が相当な努力をしている事は、毎回訪問する際に持ち寄る話の中身で良く伝わってきます。

同じ時間を使うのであれば、この様な方々と有効に過ごしたいと思った次第です。


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2017年02月09日 18:05に投稿されたエントリーのページです。

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