3月22日(水曜日)
午後に予定していた管理者の会議を当人たちに任せ、5年と3ヶ月前に手術した股関節のインプラントの定期健診に出かけて参りました。
検診予約だけで半年前にしないと日程が決まらないと言う超混み具合は今も変わっていません。
ですから、今日の予約をキャンセルすると何時になるかわからないのです。
5年前の12月に内外の仕事の調整を済ませ、大きなスーツケースと共に『手術に来ました』と一人で受け付けをしたところ、付き添いが誰も居ないのに看護師さんがビックリされた事を思い出しました(*^^*)
その後1ヶ月、3ヶ月、半年、1年健診を受け続けてはや5年。
24時間痛かった悩みから解放され、色々な事に取り組み、自己実現を果たしてきた貴重な5年です。
今日の診察の先生は、5年前に大変お世話になったT先生でした。
診察の度に違う先生のご指導を仰いでいた訳ですが、今日は5年ぶりに当時のお礼をお伝えする事が出来ました。
5年経っても、患者目線で丁寧な問診は、変わっていませんでした。
『だから好きなんだなァ』とお話を伺いながらずっと尊敬の眼差しで先生のお顔を眺めておりました。
手術はしたものの、その後日常生活や仕事で困っている事はありませんか?不安に感じている事はありませんか?
昨年の検診でご相談した反対側の膝の不具合についてもきちんと記録をご覧になり、訪ねて下さいました。
もう、それだけで患者は安心するものです。
また、自分が望んでいる事とその望みを叶える為にどの様なリスクがあるのかを、ゆっくりと噛んで含める様にご説明して下さいました。
医療者は、こうでありたいと思うお見本の様な対応です。
T先生に限らず、ここにいらっしゃる事務の方、リハビリのお部屋から聞こえてくる元気の良いお声の理学療法士の先生、大船駅と病院迄の往復、患者さんを輸送して下さる運転手さんも5年前のお顔と変わりません。
皆さんが、全国から救いを求めて来る患者さんの喜ぶ姿を誇りに感じ、院長先生はじめ、お互いの仕事に尊敬の念を持ってお勤めしている事が良くわかります。
診察室を出る前に、T先生に入院中にお世話になった事、今日そのお礼をお伝え出来て嬉しかった事を申し上げたところ、「そうですか、その言葉に恥じないように、益々頑張ります。お気をつけて、ドアを開けますね。指を挟まないよう気をつけてくださいね」と更にさらに親切にお見送りをして下さいました。
それでも診療報酬は変わりません。
この5年間、T先生の真摯な姿を思い出しては、心温まる思いでした。
伝えたい言葉を伝えたい相手に伝える。
なかなか出来そうで出来ないものです。
今日、一つの思いが実現しました。
インプラントの状態が良かった事と共に、とても有難い事でごさいました。