5月17日(水曜日)
世の中には様々な約束事があります。
気軽に誘った食事の約束
想いを込めて、用意周到に準備した会食
誰が出ても、出なくても影響のない会議(資料を読み合わせるだけで間に合う事)
絶対に出向かなければならない会議(顔合わせが重要な事)
約束事を決める前にも、色々なルールの中で物事は決まっていきます。
そのルールや、準備がしっかりしていると、その先の約束事は概ね上手くいくものです。
先日少し面白いメールが届きました。
時間を作って欲しいという内容ですが、用件が書いてありません。
候補日まで書かれてはいるものの、用件が解らないまま会うお約束をする訳に間参りません。
ただ、この手の事は珍しい事ではありません。
細かい事を伝えなくても、相手が勝手に解ってくれていると勘違いをする事もありますし、得意先だから要請をすれば応じるものと思っている場合もあるでしょう。
自分が関わった事を理解しようとすれば、経験の浅い若い人の稚拙な言葉でも何とかなるものです。
覚えようとすれば、誰でも、何だって上手になっていくものです。
アレ?という言動のある人は、年齢を重ねていたとしても、そもそも物事を深堀する癖付けがされていないのだろうと思います。
この言葉を使って相手がどう思うだろうか?
このお願いをするには、どんな言葉を使ったら効果的か?
配慮が感じられない言動を取る人に対して想像力が薄いなァと感じます。
数年前に『総合理解の為の4K』というキャッチフレーズを作ったのも、そんな想いがあったからです。
この頃、社員面談と並行して採用面接の回数が増えています。
沢山の方々とお目にかかるチャンスを頂く訳ですが、入社後の教育で何とか成長して下さるだろうと思える部分と、どんなに指導や教育を重ねても変化を期待するのは難しいと思える事があります。
その見極めはもはや体験から来るカンピューターでしか測れません。
カンピューターの精度を限りなく高めるためにも、自分の尺度の根拠を強く持っていないといけないと思います。