6月8日(木曜日)
お久しぶりにご連絡があったクリニックの先生と一年ぶりにご面会させて頂きました。
お呼出があると言うことは、何らかのメッセージがあると言う事です。
休診からの再開?それともclose?
再開? close? 再開? close?
この二つを思いめぐらせお目にかかった結果、後者のお話を伺う事となりました。
先生とは言え、個人事業主は、ご自身の進退をご自身でお決めになる以外にありません。
そのご決断、ご意志を伺いながら30数年間のご心労を想像し胸が熱くなりました。
ついつい、大昔のお話に遡りあの頃幼稚園だった泣き虫の◯◯ちゃんがどうした、こうしたと懐かしいお話しがしばし続きました。
お世話になった先生がご勇退される事は地域の大切な医療資源を失う事にもなります。
その事をお伝えすると、しみじみと「医師、医療には品格が必要」と仰いました。
人様の健康、命を支える者に品格が備わっていない事は残念な事だと。
わたくしは、昨日お目にかかったお客様のお話に通じるものを感じました。
連日、普段お話出来ない方と密度の濃いお話を承るには、品格という言葉の意味を思い出させて下さる為だったのかも知れません。
先生に最敬礼をして感謝の想いをお伝えすると、握手をして下さいました。
長い間、先生にお目に掛かるのはとても緊張する時間でしたが、失礼ながら、もはやとても懐かしいものとなってしまいました。
いつかはわたくし自身も迎える去り際の在り方を学ばせて頂いた様な気がいたします。
長い間、お疲れ様でございました。
心より感謝申し上げます。