7月18日(火曜日)
105歳の医師がお亡くなりになりました。
死を目の前にした患者さんにかける言葉を大切に、大切に選び、その人の死を一緒に受け止め、励ましでは無く、生きていた証を確かに受け止めるといった、とても難しい行いを最後の最後まで続けられた事は、正に神業ではないかと思います。
患者さんにかける言葉を探す、その人と向き合う事で医師として、人として成長させて貰ったと、お話されていました。
患者さんやお客様に育てて頂くと言う表現には心の底から共感致します。
これで良いと言う事は無いのです。
もちろん、その時その時の力量や環境で出来る事に限度があったとしても、次にはそこから学んだ事を活かした仕事が出来ないといけないのです。
105歳の先生からしたら、わたくしなどはハナタレでしか無い訳ですが、先生の生き方から学べる事は沢山あります。
ほんの少しでも、先生が信念を貫いた仕事、心からの言葉を振り返り、人様のお役に立てる仕事に励まなければならないと感じています。
大いなる故郷にお帰りになった先生が、彼方の世界でもなお一層朗らかにお過ごしになっていらっしゃる事を想像しています。
そして精進いたします。