8月28日(月曜日)
学校の夏休みももうわずか。
子供の頃には、この頃から終わらせていない宿題をどうするか?で半泣きだった様な……💦
このころでは、読書感想文が、INで売買されているのだとか。
絵日記様には、お天気がわかるアプリもあるそうで、便利に使われている様子をテレビで見ました。
大昔では思いも寄らない手段です。
昔、昔、大昔、中学生の夏休みに、数学の宿題を友達からノートを借りて済ませた事がありました。
借りたノートに『どうもありがとう』と、メッセージを残したのを先生に見つかり、大目玉を食らった事がありました。
その時の先生は、兄の受け持ちでもあったので『お兄さんは良く出来たのに』ととても残念そうに、また呆れた表情をされていました。
年の近い兄弟がいると、色々比較されます。
お行儀がよく、品行方正な姉。
頭の良い兄。
スポーツ万能な兄。
先生方は兄たちを褒めて下さるのですが、嬉しい反面、ほぼ取り柄のないわたくしは肩身が狭い気分でした。
それでも落ち込む事なく、妹気質で気楽に過ごしていられたのは幸せな事でした。
社会人にとって宿題とは、上司から指示された仕事を決められた期限に提出する事や、お客様に依頼された調べ物をお約束の期限までに回答する事、日程調整の回答をする事……。
宿題を提出しなければ、自分の成績が落ちるだけでは済まず、会社の業績に響くことばかりです。
学生と違うのは、社会人の宿題は仕事と報酬の契約の中であることです。
正当な理由なく上司の指示に従わない場合には罰則があるのです。
自分で学費を払っていても学校の規則に従わない場合には、退学になる事があります。
会社は報酬を得る場所ですから、報酬を得ながら就業規則を守らないのは言語道断です。
自分で自分に言い訳をしても何も得るものはありません。
子供たちが、INで感想文を買ってしまったら、この先全てお金で物事を解決できると思ってしまうのではないかと、どんよりした気分になります。
友達にノートを借りたのと、さほど差はないのかもしれませんが、その友達には、違う科目の宿題を一緒に行った楽しい思い出があります。
友達なんだからお互い様、という平和な空気が流れていたと思います。
人に言い訳は通じたとしても、自分を偽ることは出来ない事に気づかせてあげることが大人の役割なのではないかと思います。