9月12日(火曜日)
社内には役員会議を始め、いくつもの会議があります。
小さな固まりでは、部門毎のMTG、各部門の管理者が集うMTG、社員全員参加の全体MTGなどなどです。
部門別MTGでは専門職としての業務の確認や、仕事の進め方がメインになりますが、事務スタッフは、いつの時代でも、何故か積極的な発言がしにくいと感じていた様です。
実は薬局の支店が出来た6年前から事務MTGを定期的に開催したいと考えていましたが、各自のローテーションや、わたくしの都合も含め、なかなか調整するまでには至らず、想いが想いのまま時が過ぎてしまいました。
わたくしの想いを形にしていく為には、思いを共有した上で実践に繋げられる力量を持った参謀が必要です。
それが、各部門の管理職であったり、管理職をまとめる立場の者になります。
『リーダーの育成』『経営者目線のリーダーを育てるには』『コミュニケーションの取れるリーダー』など『ついていきたいと思われるリーダーとは』などなど、人材育成の案内がメルマガを通して毎日通信されてきます。
もともと、医療や福祉の専門資格を持った人達で構成されている事業体で、マネージメントの力量を求めると、かみ合わない事があります。
専門資格を持った者達の仕事をより効果的にサポートできるのが事務スタッフの面々だと思っています。
事務は、決まりきったソフトに決まった情報を入力する事だけが業務ではありません。
一緒に働く人達が気持ちよく専門の業務に専念できるように、環境を整えるとい重要な役割を担っていると思います。
そこで、数年前からの想いを、先週やっと実現させました。
まずは、事務スタッフが行っている業務手順書のすり合わせです。
この度、この業務が初めてという新人さんを迎えるにあたり、口伝えではなく、共通の言語とルールをわきまえた指南書を作って、教える側も、教わる側も混乱や誤解のリスクが最小で済む様にと、見直し、手直しを繰り返しているところです。
逆に言えば、今までのスタッフにはそのような親切な手順書が無かった・・・・と言う事です。
現場の「あります」の回答を鵜呑みにして、中身まで検証していなかったことを今更ながら深く反省し、恥じているところです。
どこかのお役所のやり取りではありませんが、『あるものを無いとは言えない』です。
手順は月日が経てば、変わっていくものです。
そこには、外的、内的環境の変化や当事者の成長があるからです。
ただし、どんな立派な手順書を作ったとしても、お互いに『素直な気持ち』で『教えて頂く心構え』『伝える責任感』が基礎に無いと始まりません。
事務MTGを開催する事が目的ではなく、その場で何を得て、何をどう仕事に活かすのか?
自分の中から導いた答えは、ちゃんと仕事を支えてくれるはずです。