10月26日(木曜日)
久しぶりの快晴。
朝一番で声帯ポリープの育ち具合の確認の為に耳鼻咽喉科に受診。
ポリープの影はほぼ無くなっているそうで安心いたしました。
声が出なくなったのが約一年前の事。
それ以来、掛かる診療科が増えましたが、何よりも大事なのが体調う管理。
誕生日の社員からのメッセージカードにも『声枯れしない程度に頑張って下さい』という健康への配慮がありました。
昨日は、給与明細を渡しに行った先で『誰が辞めても社長だけは辞めちゃダメですよ』と何だか嬉しいような哀しい様な妙な励まさ方をされました。
喉を始め、お膝にを注射していただいたり、股関節のインプラントの観察をして下さったり、内科的指導をして下さるそれぞれの専門の先生方のお陰様で、どうにか辞めないで済んでいます💦
さて、今夜帰宅時に駅前の交差点にうずくまっているご高齢の女性を見かけました。
バスが左折するのにギリギリの場所だったので運転手さんも超〜徐行運転で事なきを得ました。周囲の人たちがヒヤヒヤして見守っている中、一人の女性が声を掛けていました。
しかし、うずくまった方はビクともしません。
わたくしが、その反対側から仕事場では出さない様な優しい声で「大丈夫?」と声を掛けました。この時に「大丈夫ですか?」と敬語にしないのがポイントです。
すると、こちらに顔を上げて「お金持ってる?」と仰ったのです。
この段階で気分が悪くて動けないのでは無いと判りました。
とにかく車道から歩道に移動させなくてはと、お金を持っていると伝えて立ち上がるのを手伝い、歩道に移動し、次はバス停のベンチまでお誘いしました。
その間、「お腹が空いて動けない」「お金持ってる?」を繰り返していましたが、こちらはこの方の身元を確認したくて少しづつ質問をするのですが、肝心な事は「言えない」と頑なです。
地下鉄の職員さんも駆けつけて下さいました。何か手伝える事は無いかとしばらく付き添って下さいました。
わたくしが介護の仕事をしている事をお伝えし、不安にさせない様にお願いしました。
制服を着ている男性を怖がる傾向があるからです。
「お財布を会社に忘れたので、貸してくれる友達に電話してみるから待っててね」と正義の嘘をつき、包括支援センターに電話しました。しかし、もはや時間外。
一ヶ所目が繋がらず、二ヶ所目も担当がいないので警察に連絡して欲しいとアレコレ話しているうちに、お巡りさんが二人立ち寄って下さいました。
もしかしたら通行人の方が通報していたのかも知れません。
地下鉄の職員さんも、お客様に様子を伝えられて駆けつけたとの事でした。
結果はあっけないものでした。
警察官に事情を話している間にバスに乗って一人で帰ってしまったのです。
逆にわたくしが身元確認の為に免許書を提示し、電話番号もお伝えしました。
すると、一人の方が「あの人、この辺でちょくちょくやるんだよね」
「お巡りさんが嫌いみたいで、僕らが来るとサッサとバスに乗って帰るんですよ」と仰ったのです。
本当に誰かに情けをかけて貰い、お金を無心するつもりだったのか?
警察官がどんな役割なのかを知っているからサッサとこの場をさったのか?
真相は不明ですが、この体験で判ったのが、危険な場面から守ろうとする人がいらした事。間接的に誰かに通報したり、地下鉄の職員さんと一緒に現場に立ち戻っていただいたり若者がいたり、どなたが警察に通報をしたのも確かだった事。
地域包括ケアシステムという呼び名は置いておいたとしても、下町らしい、チョットしたお節介がある事を実感した次第です。