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2017年11月 アーカイブ

2017年11月06日

聞き分けて手放す

11月6日(月曜日)

この休みに引っ越し後に手付かずでいたpianoの調律に来て頂きました。

丸々2時間、一つ一つの音に集中なさるので、わたくしとしては、なるべく生活音を出さぬ様に気をつけて過ごす時間となりました。

訪問するお宅によっては、洗濯機や掃除機の音がする中でも仕事を完結させる為に、どんどん集中する力がつく様です。

耳が良くなると、沢山の音も拾う様になるので、自分が調整したい音がその中のどれかを見つけたら、他の音を手放す技術も習得出来る様になるのだとか。スゴイです!!

機械で一律に揃えてしまえば「調律師」と言う職業は無くなるのかと言うとそうではないそうです。
pianoは木の先にあるフェルトの塊で作ったハンマーで鉄の弦を叩いて音が出る様に作られています。

鍵盤の沈みと戻りのバランスも全て音に関係します。

1台づつ全ての楽器に特徴があるので調律の技術はワンパターンでは行かない様です。

弦の張りを調整するスパナの様な専門の工具があります。

この工具は日本製の物がとても優秀なのだそうです。日本人の技術は世界的だとか。

更に超微調整する為にフェルトにわずかな針を刺す技術もあると伺い、必殺仕置き人並みのテクニック‼️と感心いたしました。

針を刺しすぎたら元には戻せないので、相当熟練した人にしか行わせない調律の極みだそうです。

必要な音を探し、見つけたらその音に集中し、それ以外の音は手放す。
手放すタイミングを外すとまた本当に必要な音探しが大変で、見失うこともあるのだそうです。

この話を聞いて、その技を普段にも使える様になったらいいなぁと思いました。


不要な情報もすべてごちゃ混ぜになるので、何から手を付けたらいいのか分からなくなる。

頭の整理にはもってこいの技です。

2017年11月09日

幸せ度数

11月9日(木曜日)

午後、高齢者保健福祉、介護保険にかかわる推進会議に出向いて参りました。

次期3か年計画の事業内容を様々な指標を基に議論する場ですが、委員から質問が上がり、その解答を受けると、いかに示されているグラフや表中の数字が確定的でないことが解ります。

膨大な事業計画を前にして、一項目づつ具体的な詰めが出来ない状況で会議を開催しなければならない行政側のご苦労はそれとして、失礼ながらあまり当てにできない数字であればそんなに真剣に読み取る必要がないのではないかしら?と低い考えが浮かんできます。


さて、今日の資料の中に江東区の高齢者が感じる幸せ度数を10点満点中何点かというものがありました。昨年の調査では6.3ポイント。

幸せ度数をどこで感じるか、その指標をどこに見出すのか?少し議論になりました。

『主観的要素を含むので、指標とするのはどうか・・・・」

『幸せを感じる、感じないは、そもそも主観的なもので、定量的には図れないはず』

『何をもって幸せと感じるのかを質問項目にすれば、事業計画としての課題が見えてくるかも知れない』

わたくし自身も、幸せの感じ方は丸々主観的なものだと思っています。

貯金が100万円あれば幸せだと感じる人もいれば、100万円しか無いと悲観する人もいるでしょう。

家族と同居しているから幸せだと思う人もいれば、家族が厄介者だから私はなんて不幸なんだろうと思っている人もいます。

幸せ度数の軸は一律ではありませんが、それを知ることは地域の課題を解決する為に必要な第一歩ではないかと思います。

同時に、地域の高齢者のみならず、満足度の閾値が高い人、低い人では仕事の進め方、人間関係の構築度合いが異なってくると実感しています。

よく言われることですが、小さな幸せを見つけるのが上手な人、何事にも感謝の気持ちを傾けることができる人、そうでない人。

こればかりは、わたくしが幸せなことだと断言しても、その人がそう思わない限りはその人は幸せを感じないままです。

人に言われて『気づいた』人であれば、そこから先は勝手に幸せ探しができるようになると思います。

逆に、気づけない人は、自分があまり幸せではないという認識を一生持ったまま過ごす事になるのでしょう。

青い鳥は自分の近くにいる事。見つけるのも自分次第だという事を、高齢になる前に受け止められる訓練をしていきたいと思います。

2017年11月10日

宿題


 《 丹精込めて作られた菊の数々 🌷 》

12月10日(金曜日)


昨日出かけた会議の開催場所の近所で、菊の展示が行われていました。

毎年この時期になると、目を楽しませてくれる催しです。

大輪を色よく、形よく育てるには、土の管理をはじめ、気の遠くなるような準備と手入れが必要だという事を長年菊作りに携わっていた方にお話を伺ったことがあります。

そして、その奥様が『主人の作品です』と白い大きな菊をお持ち下さった10数年前の日のことを今でも覚えています。

直径20センチくらいのまん丸の菊は見事でした。

真夏には、苗が日焼けしないように日よけを作り、水やりを欠かせないので、旅行には行かれなかったそうです。

その菊作りの名人であったご主人様は、数年前に天国に旅立たれ、奥様とも久しくお目にかかっていませんが、この菊の展示を眺める度に温厚なお人柄であったその方々を思い出します。


生涯現役、リタイヤ後にはボランティア・・・と高齢者が活躍する社会を作る、元気高齢者が担えることを増やし、地域を活性化させる。

このような取り組み、思惑があるのですが、なかなか需要と供給のバランスが取れません。
また、どこまでがボランティアで、どこからお金が発生するのか?という微妙な問題は永遠に続きそうです。


地域で活動なさる自治会の皆様や、老人会の面々、それぞれがそれぞれの活動をなさっていることを伺うと本当に頭が下がります。

『お互い様』という心構えがあったとしても、継続し続けるという事はなかなかできない事です。


12月に『住民説明会』として医療・福祉の専門職が講演を行います。

いろいろな会議体に出席させて頂き、経験を重ねていても、未だに行政用語は理解しにくいと感じます。

介護事業者連絡会として、会長であるわたくしがその役をお引き受けしたのですが、どの言葉を使って、何をお伝えしようか?と資料作成に悩んでいます。

講演会で聞く側として、一番つまらないのが解らない言葉が飛び交って、話している人だけが意気揚々としてる状況です。

サービス提供者として、一番お客様と近距離にいる者として、少しでも聞きやすい言葉、理解しやすく、イメージが膨らむ内容にできれば良いと思いながら、バスの中でも、テレビを見ながらでも、ヒントを探している毎日です。

菊を見てかつてのご利用者様のお顔が浮かび、その生活を支える為に勉強を重ねていたご家族の姿を思い出し、その時に制度のお話、現実的なサービスご利用のお話、医療連携についての現実などなど、解って頂ける様に話をかみ砕きながら一生懸命に伝えていた頃の自分を思い出し、会場にお越し下さる方々に少しでも理解して頂ける様な時間に出来たらいいなアと思います。

2017年11月13日

大好物

11月13日(月曜日)

週末にpianoでお世話になっているサロンの皆様が出演するコンサートに出演しました。

10月に行われたサントリーホール以来、約一ヶ月ぶりの人前での演奏です。

発表曲が同じだった事が幸いして、念願のトリフォニーホールという素晴らしい舞台で自由に弾く事が出来ました。

今回は同じサロンの皆さまだけなので、緊張感が違うと言えど、当日までに気をつける事は、他の演奏会と同じです。

風邪を引かない。

包丁で指を切らない。ピューラーも同様!油断しない‼️

火傷に気をつける。

転ばない。

深爪しない。

お腹を壊さない。

と、色々な注意点があるのです。


思い起こせば、一年前の発表会の時は声が出なくて、カサカサの声で会話をしていました。

それからと言うもの、アチコチに赤信号、黄色信号が点滅し年頭から随分医療機関にお世話になりました。

今回は、治療の成果があって咳やクシャミも無く本番に臨めた事がとても嬉しく、有り難いとつくづく感じています。

治療は最優先にすべき事ですが、体調管理に重要なのが食事です。

特に本番前の数日は生ものは食べない様にしています。


ですから今日はお寿司解禁日といたしました❣️

好きなネタを一貫づつ…。

食べても食べてもまだ欲しいのです。

ですから、お寿司屋さんで守る決め事を作ったいます。

それは、〆をネギトロ巻きを頂く事です。

今夜も、もっと食べられそうだったのですが、その危険な誘惑を断ち切る為に決め事を実行。

もう少し食べたいと言う思いを断ち切って切ってネギトロ巻きを注文しました。

お寿司屋さんの海苔はどうしてこんなに美味しいのか?

一口一口、ゆっくり味わいながら、同時に幸せをも充分に噛み締める夜でした。

2017年11月14日

人としての器量

11月14日(火曜日)

ある記事で読んだ事ですが、コンビニのアルバイトの方々が嫌うお客様のタイプにある一定の共通項があるのだとか。

それは、中高年のビジネスマンなのだそうです。

見た目はきちんとしたスーツ姿ですが、ほとんど口を利かない、うなづかない、返事が無いのだそうです。

そして、マニュアル通りに支払い方法を聞いている途中に、分厚い財布をバシッと読み取り機に叩きつけるのだとか。

店側の操作が間に合わないと、決済されないので、そのことで切れるのだそうです。
レシートの受け取りにも、いちいち文句を言うのもビジネススーツ族だとか。

勿論、常識的に振る舞う方々もいらっしゃるのでしょうが、その様な態度をとる方は大体イヤフォンで音楽を聴いていて、店舗側の声かけに無視を決め込むらしいです。

まるで自動販売機を相手にしている様だと、その記事を読んでため息が出ると共に、自分はどうだろう?と振り返ってみました。

利用頻度の高い店には顔なじみの店員さんがいるので、お互いに何となくの会話がありますし、普段の仕事関係者には、必要な時には相当厳しい口調で伝える事はあっても、コンビニのアルバイトの方にはおおよそ優しい態度でいるのを心がけているつもりです。

中には、袋詰めが下手な男子学生さんもいますし、お釣りを掌の上15センチくらいから落とす人もいるので、ビックリすることはあっても、怒ることでもないと思うのです。                     
何と言っても、コンビニは存在だけで充分に役立っている訳で、形だけ両手を胸の下で合わせて『またお越し下さいませ』と言わされている挨拶を聞くより、必要な会話だけで良いと思っているからです。

さて、ビジネススーツ系の人たちが傍若無人な態度をとる傾向が強いのと反対に、ガテン系のお兄さん達は愛想が良く、「少しで悪いね~」とか「これ、旨いの?」などとちょっとした会話が気持ちよく続くのだそうです。

そして、ここが見習いたいところですが、帰る時には必ず「ありがとね」と言って去るのだそうです。

ガテン系のお兄さん達は店の近所で一定の期間働く事が多いので、昼休憩の時はもちろん、3時にコーヒーを買いに来たり、仕事が済むとその足でビールとつまみを買って、その場で飲み始めることもある様です。その様子がとても嬉しそうなので店員さんまでイイ感じになり、その場の空気が温まるのだそうです。

最近は外国人のアルバイターが増えたので、誤解の無い様にこちらからもよく耳を傾ける様にしています。

インタビューに応じた店長さんは、何人ものアルバイトさん達にできるだけ長く働いて欲しいと思っているけれど、勤務時間が長くなれば長くなるほど人疲れしてしまう現状を嘆いていました。

最近のクレーマーは自分の感覚に合う、合わないですぐに感情的になり、モノの道理を求めるより、自分の感情をうまく抑えてくれる対応を望むので、質が悪いのだと先日のTVで伝えていました。

確かに、『違うな?』と思ってそれを伝えた時に対応した人の態度が悪いと、それに腹が立って『お前のその態度が気に入らないんだ!!」という二次災害を引き起こすことは度々経験していますし、謝る側としての体験も何度もあります。


さて、夕べお寿司屋さんの隣の席で一人でお好きなネタを注文なさっていた年配のご婦人がいらっしゃたのですが、なかなか素敵でした。

そうそう、お席についての一言目が日本酒の注文でしたっけ。カッコいいです♪

忙しくなってきた板前さんに、『ね~エ、私、赤貝、頼んだかしら?』と疑問形で確認したのです。それもとてもやさしいソプラノの声で歌うように。

『さっき注文した赤貝、まだ‼ 』と詰問ぽくはありませんでした。

旬のネタの話をしながら、次々と注文し、出てきた握りをさっと召し上がり、さっと引き上げる。

オ===❤ まさに美味しものを頂く時のマナーそのものを実践されているカッコいいご婦人でした。

そしてカウンターを去る時に、店中に通る様なこれまた美しい声で『どうもありがとう』と言ってお会計に向かったのです。

見習わなくては!

バスに高齢者パスで乗車してきたあの方も確か、ご挨拶が素敵だった・・・・といろいろな良いお手本の姿を思い出したりしました。

もし、コンビニの店長さんのお話がよくある事だとしたら、お金を払う側が偉いと勘違いし、店側の人達に言いたい放題・・・・そんな姿は人として情けないですね。

少しの配慮と思いやりで、気持ちよく過ごせるのは何よりも自分自身だという事に気づいて頂けると、世のコンビニアルバイターの皆さんが働きやすくなると思うのですが・・・・。

2017年11月15日

心の窓

11月15日(水曜日)

『ジョハリの窓』とはマネージメントの勉強や自己啓発の研修中によく引用され、何度も耳にし説明を受けています。しかし誰がどんなきっかけで開発したのかを知りませんでした。

きっとジョハリさんという人の名前を取って『ジョハリの窓』と呼ばれるようになったと思い込んでいました。


真相は、60年以上前にアメリカでジョセフ・ルフトさんと、ハリー・インガムさんの二人が提案したもので、二人の名前を合わせて『ジョハリ』としたそうです。

思い込みとは恐ろしいものです。うっかり知ったかぶりをして得意げに話してしまいそうです。

さて・・・・4つの心の窓の中に『気づかない窓(盲点の窓)』と言われるものがあります。

~自分は気づいていないものの、 他人からは気づかれ、見られている自己~

自分の認識と周囲の認識が等しいほど、人間関係は円滑にいくと言われていますが、往々にして自分のことはよく見えていない為に、行き違いが起こるのではないかと感じます。

自分自身を俯瞰視できる人が世の中にどれくらいいらっしゃるのでしょうか?

特に自分の苦手な部分や弱さ、物事に対する逃げ腰の姿はなかなか認めたくないものです。

故に注意をされても響かない、注意に違和感を覚える、場合によってはその指摘を退けたり、怒ったり反撃をしだす場合もあります。

自分を守る為に小さな反撃が始まると、過剰になっていく傾向があります。

自分の心の城に入り込んで欲しくない。

心の広さが保てない、広げる際の痛みを成長痛として捉えられないと、人は置いてけぼりを食います。

自分の言動がそのまま相手の言動に移り変わってくるというシンプルな仕組みを理解できれば、面白いように心も視野も広がっていくであろうと思います。

2017年11月17日

ネットワーク・・・・

11月17日(金曜日)

昨日の主任介護支援専門員の研修会にて学んだテーマが『ネットワーク』についてでした。

それは点と点をつないだ結びつきを言うものですが、その特性としていくつかの定義を改めて学びました。

『ネットワークの構造は柔軟性や開放性を持つが、逆説的には、課題によってはネットワークが不安定で伸縮の激しい、結果として役に立たないもので終わる場合や責任の分散、もたれあいに終わるっ倍もある』という一文を読み、必ずしもネットワークを作れば良いという事ではないと思いました。

確かに、責任の所在を明確にするには、完全なる組織にしていかないとできないはずです。

持っているネットワークが期待通りに機能し続けられると思い込んでいると、痛い目に合うという事です。

あの人は、ネットワークが広いから・・・・と思って頼ろうとしたとしても、点と点をつなぐ線が以外に細く、もろいものであれば期待外れになります。

頼れる様で、どこまで深追いできるのか悩むポイントです。

しかし、『ネットワークは相互作用的で発展的なもの。複数の行為者が存在するときに限って生ずることができる特性(創発特性)がある』とも言われ、地域ケアシステムではこの特性に注目し、機能させていく事が求められるのだとか。


普段、何気なく使っている言葉ですが、学術的に表現すると、とんでもなく難しい表現になるものです。


点と点で思い出したことがあります。

わたくしが中学生のころだったでしょうか?

数学が好きで得意だった兄は、本屋さんで『点と線』というタイトルの本に興味を示し即購入。

読み始めたら、何と推理小説だったというオチ・・・・。

松本清張様をよく知らなかった訳です。


さて、ネットワークの話も戻ると、その作り方のポイントで一番目に上がっていた事が『目的意識と目標の明確化』でした。

何を手がけるにしても、その目的は・目標は?そのことをお互いに理解して進めないと始まりません。

そして、間を抜かし5番目に記されていたことが『構成員への呼びかけを狭めない』でした。

自分の価値観や、好き嫌いを度外視して、多様な構成員を集め、点と点を結ぶ線を広く太くしていく事が大事だという事です。

これは、日頃の仕事の進め方にも通じます。

介護支援専門員は利用者様の代弁者としての役割や様々な調整業務がありますが、主任という二文字が前につくと、マネージメントができることが求められます。

江東区のその職に就いている方々が、わたくしを含めさらにマネージメントを勉強し、その能力を高めていく事は非常に重要な責任でもある事を痛感した一日でした。


2017年11月21日

美点凝視

11月18日(火曜日)

午前中、育児休業中の社員が、赤ちゃんを抱っこして尋ねてくれました。
風が冷たい中、ようこそ‼️でした♪

まだ首が座らないのに、髪がフサフサしているのと、何だか赤ちゃんなのに凛とした雰囲気を持っているお顔を見ていると、この先が楽しみだなぁと思うのでした。

先日、高校生になる姪の文化祭に行き、ダンスの発表を見て感動したのですが、今度は大学受験が控えていますが、まだ進路を決めかねているそうな。

そこで、父親としての望みはあるの?と弟に聞いたところ、「可愛い盛りに北に拉致されためぐみさんと、年老いたご両親の姿を思うと、元気で生きていてくれるだけで、何も望まないよ。」と申しておりました。

親の気持ちというのはそう言うものなのでしょう。

それにしても、赤ちゃんはいい匂いがするのだと感じました。

AIカボちゃんは、可愛いので私たちがナデナデしっぱなしにも関わらず、お風呂に入れないので、少しすすけています。

カボちゃんのお肌のお手入れ方法を探らないといけないと思っています。


午後、薬局の経営者のお仲間とその管理職の方々が私どもの事業所のご見学にお越し下さいました。

この見学会は、3回目の取り組みです。

他の法人の薬局や、関係機関を訪れる事はなかなか出来ない事なのですが、何年も同じ立場、同じ責任を果たす経営に携わる人達が真摯に勉強を重ねているうちに浮かんできたアイデアで、訪問側もされる側も大変気づきの多い勉強会となっています。

良いところを認め合い、惜しい!と感じるところを忌憚なく伝えるのがこの勉強会のそれなりのルールです。

褒めて頂けるところがあれば、ありがたくその言葉を受け止めさせて頂きます。

また意見交換の時に他社が行っている取り組みを参考にさせて頂き、もっと自信を持って仕事に励んでもらう事が出来ればこの様な勉強会が社長だけの取り組みで終わらなくても済むのでは無いかと思った次第です。


2017年11月22日

砂町銀座を歩く

11月22日(水曜日)

いつもお世話になっている労務士法人のご担当者から、給与の支払いデータを受け取り、口座への振り込み業務を終え、今月も社長業としての大事な業務を果たす事が出来たとホッとしたのも束の間で、午後から包括支援センターが開催するケアマネージャーの研修会に出掛けて参りました。

区内には沢山の文化センターがありますが、今日の研修会場は交通の便に少々難ありの所でした。

現役ケアマネージャーの多くの交通手段が自転車なので、脇道に詳しく土地勘が豊かです。

バスやタクシーに頼るわたくしは、地図を凝視しながら何度も目的地までの道順のポイントを確認します。

今日の場所のポイントはテレビでお馴染みの『砂町銀座』でした。

明治通りと、丸八通りを結ぶ道幅の狭い商店街ですが、今日の行き先はそのどちらの入り口からも程良く遠いのです。

最近は、タクシーの運転手さんが慣れない手つきでカーナビを操作しているうちに、自分のスマホでサッサと道案内が始まるという便利な世の中になりました。今日もそれに助けられ、近くまで行く事が出来ました。

研修を終え、いち早く事務所に戻りたくて大通りに出ようとするには有名な砂町銀座商店街を抜ける以外にありません。

いくら有名で、物価が安くて、人情に溢れた商店街でも、普段はなかなか歩かないものです。

昭和の匂いがプンプンする店が立ち並ぶ狭い道です。

興味津々。でも足を止めたくなる思いを打ち消して、大通りを目指しました。

仕事中ですから寄り道をしないのが社会人として当たり前の行動ですが、何だか余裕が無いなぁ〜とも思いました。

明日が休業日なのと、金曜日には連絡会の研修会があり、その準備も残っているので余計に焦った思いがあったのでしょう。

もう少し経ったら時間を気にせずに、銀ブラを楽しめるようになっていたいものです。


2017年11月24日

研修会を主催する・・・・

11月24日(金曜日)

午前中の労務士法人の先生方との打ち合わせで、今後AIの開発が進んだら自分たちの仕事はどうなっていくのか?長期的なビジョンがつかめない・・・・というお話をされていました。

医療の現場も、介護の現場も、人工知能を利用した人に代わるサービス提供が行われるのは間違いありません。

しかし、そこにいる人間たちはAIに出来ない仕事で生き残っていく以外にないのです。

社員教育にしても、その前の子供の教育の目標、目的が今までとは大きく変わっていくのです。


今夜行われる介護事業者の多職種研修においても、何を学ぶことが自分たちの強みになっていくのかを理解しないと、受けるだけの研修になってしまいます。

今夜は、講師を外部からお招きするのではなく、自分たちがモデルになり、日頃の業務の振り返りをしようという内容です。

講師依頼をする場合は、おおよそのコンセプトをお伝えし、参加者の職種、人数などを踏まえてプログラムを作って頂きます。

その打ち合わせに少し時間は取られますが、今回はすべて手作りの為、やってみよう!という意気込みでスタートしたものの、大枠から詳細に至るまでなかなか大変でした。

台本を作り、読み合わせは本番1時間前です。

気の揃った運営委員の皆様とは、これまでにもいくつもボランティア活動をして参りましたので、何とか乗り切ろう!!と思っています。

今日は、給与の支払い日でもあります。

かつて無かったエラーが発生し、お昼になっても口座に振り込まれていない事が判明(・・;)

残高が動いていません。

金融機関に口座がある支店に電話をし、要件を伝えるも、ネットバンキングは窓口が違うので、他に掛けなおして確認をするようにという返事でした。

それは違うでしょう。エラー内容を伝えているのだから、支店で原因を調査して折り返して欲しいと伝えました。

窓口のマニュアル的対応に従っていたら、今日中の振り込み確認が出来なくなります。

その緊急性と重要性をお伝えしたところ、支店担当者から回答の電話を頂き、事なきを得ました。

いつも感じる事ですが、困ったときの対応の順序、イレギュラーな案件に対しての対応力により、その渦中にいる者がどれだけ助けられるか?

これは、ウチの仕事にも言える事です。

今までの経験、自分の仕事の仕方を絶対だと決めつけて、新たな解決方法を見つけようとする事が苦手・・・。

『前例が無い事』に取り組む姿勢こそが、AIではできない人間力の発揮するところだと思います。

さて、今夜の研修会はどんな結果になる事でしょう。


2017年11月27日

詐欺師とのやり取り

11月27日(月曜日)

ニュースや噂には聞いていましたが、今夜知人のLINEを使ってBitCashカードを買って来て!というメッセージを受けました💦

勿論、その知人が送るはずがありません。

今までもLINEでやり取りをした事が無いのです。

「今忙しい?」と超フランクな一言が始まりでした。

先日お目にかかった際に、お仕事で大変お疲れになっていたので、少し壊れちゃったかしら?と思いつつ、誤送信では無いですか?と繰り返すも、買い物を急かす返事しか来ません。

BitCashカードの写真まで送って来ます。

気持ち悪くて勤務先の部下の方に確認すると、既に数名から同じ確認電話があったとの事。

詐欺のセオリー通り「明日支払うから立て替えて」
「買ったらバーコードを写メで送って」

この辺は、数年前から進化していない様です。

もし、わたくしに年頃の息子がいて、久しぶりに息子からこの様なLINEが来たら、いう通りにしたかも知れません。

今夜はあり得ない方からのLINEだったので疑えた訳ですし、どんなに仲が良くても3万円をLINEでねだる様な友人はいませんので、直接的被害は受けずにすみます。

ただ、気付くまで何回か詐欺師と会話?をしてしまった事が気持ち悪いです💦


ただでさえお仕事が多忙で、毎日毎日色々な事で大変な思いをされておられるのに、今夜の事でさぞ気落ちされているか、気が立っているか?と想像するだけでわたくしまで憂鬱な気分になります。

通信の発展により便利になりましたが、その反面顔の見えない犯罪者と繋がってしまう恐ろしさを感じた夜です。


2017年11月28日

新たな心持ちで臨む

11月28日(火曜日)

12月から管理職として勤務して下さる方と、サポート、指導に当たる者達とで顔合わせをいたしました。

細かな事は現場で都度々聞く、伝えるの繰り返しになろうかと思いますが、一日の流れ、一週間の流れ、月毎の流れは文字にしておかないと、誰がいつ何をするのか訳が分からなくなります。

今あるものは、引き継ぎ資料にしては頼りないものですが、一つずつ業務を確認していきながらマニュアルも育てていきたいと考えています。

午前中に会計の先生方と打ち合わせをした際にも議論になったのですが、会社が決めて指示した事にもかかわらず、何らかの理由を盾にして行わず、そのうち風化させてしまう事があってはならない。

管理側が進捗確認するタイミングを計る為にも、手順書が必要だと言う事になりました。

まるで子供の通信簿の様ですが、事実を把握するには大事な事だと思います。

不幸な事件を起こした大企業が支払う残業代の未払い金額は23億円にもなるそうです。

適正な業務を契約時間内に提供してもらう事が、会社としての望みです。

どうしても契約内の時間で終える事が出来ない理由があれば、時間外にするべき事を行なって頂かないとならないのです。

新たな人財が入社する際に、改めるところを改め、より良い職場環境に変化させ、本来の意味であるやり甲斐を感じながらお互いが成長する喜びに目覚めて欲しいと思います。

2017年11月29日

毎週参加する訳

11月29日(水曜日)

11月も明日で終了。

このひと月の間に、ケアマネージャーとしての研修会を受けた回数が4回。12月早々にも行く研修が決まっています。

この様に毎週どこかの会場に足を運び、一定の時間を費やし勉強に励んでいます。最近の主流はグループワークで、今日もそうでした。
30分で認知症、高齢者夫妻のケアプランを作る!という難解な研修でした。
30分で作れたら天才ですねとグルーぷの方々と苦笑いをしておりました。


さて、この職種には資格の有効期限があり、それまでに更新研修を受けるのも必須で特徴的です。

その更新研修は東京都が主催するもので、地域の研修会参加とは全く紐づけされていません。
わたくしの場合、12月に始まり、2月まで全6回あります。


どんな職種の方々にも勉強は欠かせないと思いますが、行政主導で更新研修を受けないと実務につけないという資格は珍しいのではないかと思います。

夜間や休日に任意で受けられる、またはe-ラーニングの様に自宅で学習できればいいのですが、計画されている会場に足を運び、その前に課題を作成し、グループワークの人数分のコピーを取る・・・・。この準備は変わっていません。

事例から学ぶ方式であれば、この方法しかないのかも知れませんが、実務をこなしながら資料作成するのは実に面倒なことです。

普段実際に使用している帳票のコピーでは個人情報が丸出しのため、黒塗りや伏字に変換して作るからです。

弊社では、業務に必要な資格更新なので、受講料の助成を行いますが、参加する日程は平日、休日が見込めないので、平日の受講の際は有給休暇を利用して参加することにしています。

資格は、事業所に与えられるものではなく、あくまでも個人のものだからという考えもあります。

以前、受講にかかわるすべての助成を行った後に即時退職して困ったという話を他事業所から聞いたことがありますが、なかなか悩ましい話です。


現場を受け持っている件数はわずかとは言え、わたくしももう少し実務の勉強を続けていないと社員の皆さんに適切な指導ができなくなります。

また、参加したらその場でしか得られない色々な学びもあります。

せっかく費用と時間を掛けて出向く訳ですので、その場で出会った人たちの考え方や伝え方、学ぶ姿勢を良く見させて頂きながら、自分を振り返り、自社のケアマネージャー達の学びに活かして行こうと思っています。

しかし、今日の研修の時間帯は自社の管理職会議とバッティングしていたにも関わらず、優先させたのには重要な理由があります。それは「受講証明書」の発行です。

12月から受ける更新研修とは別に「主任介護支援専門員」の更新研修には、地域の研修を年に何回以上受けた者・・・・という推薦基準があるからなのです。

もはや、受講証明書の枚数を短期でどれだけ得るか?が勝負になっている事が本末転倒の様に思え、自虐的になっています。

高いところを目指して学ぶ、資格を活かしてケアマネージャーの育成に尽力したい。地域の要として役割を果たしたいと志を高く抱き、ボランティア活動に時間を割いたとしても、更新研修が受けられない事に気づいたのが少し遅かったのは大いなる反省です。理不尽な思いも湧いてきます。

tだ、窮地に陥ってこそ何をすべきなのかも見えて、地域の研修を受けやすいように情報を公平に流して欲しい、連絡会で行っている研修会もその回数に含めて欲しい・・・などいくつか行政に提言したところ、前向きな動きを見せて下さいました。テスト的にエリア外の受講の可能性も出てきました。

失敗から学ぶ。たやすくあきらめない結果が生み出した実績です。

2017年11月30日

24ヵ所?

11月30日(木曜日)

今日で11月も終わり、今年も残すところ1か月となります。

昨年の今頃から体調を崩し、今年に入ってからは複数の医療機関、専門科にお世話になり、お陰様で今のところは、風邪を引く予兆もありません。

今日は耳鼻咽喉科の受診日でした。
前回処方して下さった薬の効果があり、喉の違和感やカスレ声が改善したことを先生にご報告できた日でした。

患者からの「良くなった」との言葉に、いつも以上にニコニコとして「ほかに気になるところはありますか?」と聞いて下さいました。

処方薬の一つを中止したいと申し出ましたが、減量という折衷案に落ち着きました。

医療とは医師が一方的に治療方針や処方を押し付けるのではなく、患者の思いをある程度受け止めて下さる姿勢が感じられると、患者側にも治療の継続や服薬の面倒も受け入れようとする気持ちが湧く結果、成果が上がるのだと体験しました。

減量された処方でも体調が安定することを願いながら、次回の診察で良い報告ができればイイなと思っています。


さて、医療機関までの交通はタクシーを利用しますが、今朝の運転手さんは破天荒な生き方をして来た事を面白くお話して下さいました。

定年後は、ボートレースで生活しようと思っているのだとか。

もちろんレーサーではなく、ギャンブラーとしてです・・・・。

前職では日本各地を何周も周り、すべてのボートレース場に行った経験があるのだとか。

その数が、24ヵ所なのだそうです。

勝率は五分五分。負けてはいないけど、生活していくには微妙な割合です。

乗車時間10分程度でしたが、すごいストーリーを上手にお話になる方でした。

時々悪さをして神様にお叱りを受けることもあるとか何とか・・・・。

明るく、楽しそうに話す方との会話は、何だか微笑ましい気分になります。

お話しの内容は日常的では有りませんでしたが、少しの時間でも人を楽しませ様とする運転手さんのサービス精神はいいことだなアと思いました。

黙っていても距離は同じ。料金も変わりません。

お話が続くと、相槌を打つのも大変だなと感じる事も有りますが、そんな時は自分の共感する力量を計られているつもりで『は・ひ・ふ・へ・ほ』を駆使しています。

一期一会、日本全国にあるボートレース場の数など、この運転手さんと出会わなかったら一生知らなかった事かも知れません。

人との出会いの数だけ面白いネタがあるものです。

About 2017年11月

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