11月15日(水曜日)
『ジョハリの窓』とはマネージメントの勉強や自己啓発の研修中によく引用され、何度も耳にし説明を受けています。しかし誰がどんなきっかけで開発したのかを知りませんでした。
きっとジョハリさんという人の名前を取って『ジョハリの窓』と呼ばれるようになったと思い込んでいました。
真相は、60年以上前にアメリカでジョセフ・ルフトさんと、ハリー・インガムさんの二人が提案したもので、二人の名前を合わせて『ジョハリ』としたそうです。
思い込みとは恐ろしいものです。うっかり知ったかぶりをして得意げに話してしまいそうです。
さて・・・・4つの心の窓の中に『気づかない窓(盲点の窓)』と言われるものがあります。
~自分は気づいていないものの、 他人からは気づかれ、見られている自己~
自分の認識と周囲の認識が等しいほど、人間関係は円滑にいくと言われていますが、往々にして自分のことはよく見えていない為に、行き違いが起こるのではないかと感じます。
自分自身を俯瞰視できる人が世の中にどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
特に自分の苦手な部分や弱さ、物事に対する逃げ腰の姿はなかなか認めたくないものです。
故に注意をされても響かない、注意に違和感を覚える、場合によってはその指摘を退けたり、怒ったり反撃をしだす場合もあります。
自分を守る為に小さな反撃が始まると、過剰になっていく傾向があります。
自分の心の城に入り込んで欲しくない。
心の広さが保てない、広げる際の痛みを成長痛として捉えられないと、人は置いてけぼりを食います。
自分の言動がそのまま相手の言動に移り変わってくるというシンプルな仕組みを理解できれば、面白いように心も視野も広がっていくであろうと思います。