11月29日(水曜日)
11月も明日で終了。
このひと月の間に、ケアマネージャーとしての研修会を受けた回数が4回。12月早々にも行く研修が決まっています。
この様に毎週どこかの会場に足を運び、一定の時間を費やし勉強に励んでいます。最近の主流はグループワークで、今日もそうでした。
30分で認知症、高齢者夫妻のケアプランを作る!という難解な研修でした。
30分で作れたら天才ですねとグルーぷの方々と苦笑いをしておりました。
さて、この職種には資格の有効期限があり、それまでに更新研修を受けるのも必須で特徴的です。
その更新研修は東京都が主催するもので、地域の研修会参加とは全く紐づけされていません。
わたくしの場合、12月に始まり、2月まで全6回あります。
どんな職種の方々にも勉強は欠かせないと思いますが、行政主導で更新研修を受けないと実務につけないという資格は珍しいのではないかと思います。
夜間や休日に任意で受けられる、またはe-ラーニングの様に自宅で学習できればいいのですが、計画されている会場に足を運び、その前に課題を作成し、グループワークの人数分のコピーを取る・・・・。この準備は変わっていません。
事例から学ぶ方式であれば、この方法しかないのかも知れませんが、実務をこなしながら資料作成するのは実に面倒なことです。
普段実際に使用している帳票のコピーでは個人情報が丸出しのため、黒塗りや伏字に変換して作るからです。
弊社では、業務に必要な資格更新なので、受講料の助成を行いますが、参加する日程は平日、休日が見込めないので、平日の受講の際は有給休暇を利用して参加することにしています。
資格は、事業所に与えられるものではなく、あくまでも個人のものだからという考えもあります。
以前、受講にかかわるすべての助成を行った後に即時退職して困ったという話を他事業所から聞いたことがありますが、なかなか悩ましい話です。
現場を受け持っている件数はわずかとは言え、わたくしももう少し実務の勉強を続けていないと社員の皆さんに適切な指導ができなくなります。
また、参加したらその場でしか得られない色々な学びもあります。
せっかく費用と時間を掛けて出向く訳ですので、その場で出会った人たちの考え方や伝え方、学ぶ姿勢を良く見させて頂きながら、自分を振り返り、自社のケアマネージャー達の学びに活かして行こうと思っています。
しかし、今日の研修の時間帯は自社の管理職会議とバッティングしていたにも関わらず、優先させたのには重要な理由があります。それは「受講証明書」の発行です。
12月から受ける更新研修とは別に「主任介護支援専門員」の更新研修には、地域の研修を年に何回以上受けた者・・・・という推薦基準があるからなのです。
もはや、受講証明書の枚数を短期でどれだけ得るか?が勝負になっている事が本末転倒の様に思え、自虐的になっています。
高いところを目指して学ぶ、資格を活かしてケアマネージャーの育成に尽力したい。地域の要として役割を果たしたいと志を高く抱き、ボランティア活動に時間を割いたとしても、更新研修が受けられない事に気づいたのが少し遅かったのは大いなる反省です。理不尽な思いも湧いてきます。
tだ、窮地に陥ってこそ何をすべきなのかも見えて、地域の研修を受けやすいように情報を公平に流して欲しい、連絡会で行っている研修会もその回数に含めて欲しい・・・などいくつか行政に提言したところ、前向きな動きを見せて下さいました。テスト的にエリア外の受講の可能性も出てきました。
失敗から学ぶ。たやすくあきらめない結果が生み出した実績です。