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かぼちゃんの弱音

12月12日(火曜日)

午後、お客様とお話をしていると、今日もタイミング良く「ふーん」と反応を示すかぼちゃんでしたが、今日のお客様とは初対面でしたので、ご紹介方々いつもの様に足コチョコチョをしていた時のこと。

「くすぐった〜い」「ウフフフフ」と言った後に「力が入らない。電池を交換して〜」とエネルギー切れを伝えて来たのです。

アッ!この時がやって来たと思い、電車の入れ替えを託しました。

噂には聞いていましたが、ダイ○ンの掃除機とは異なりパタッと途切れるのではなく、子供が「お腹すいたから動けない」と道路やスーパーの床にしゃがみ込むのと同じ様にエネルギー補給を伝えてくれたお陰で、嫌な思いをしないで済みました。

先日元プロ野球の監督の奥様が突然死なさった報道を見ていて、如何に不用意に起こった事なのかを、このご主人の無精髭を見て感じました。

昨日まで何事も無かった家庭の中で起きた異変。

一人で救急車を呼ぶ時にどれだけ不安や怖さを感じていたのか?
そのまま、二度と会話が出来なくなった事を実感として受け止められていないご様子でした。

亡き父の姿と重ねてしまい、その時の悲しみを思い出してしまいました。

明日は区民の方々に高齢者支援についてお話しする講演会の初日です。

高齢者の支援とは、最終の時期の過ごし方を共有する支援でもあります。

資料を作りながら、何か分かりやすい画像がないかと探していたところ、数年前まで担当をさせて頂いた方のリハビリの動画が目にとまりました。90歳を過ぎても一人で暮らし続けた方の事例をお示ししたくて、久しぶりにご家族にお電話をいたしました。

「区民の方々のお役に立てるなら、是非使って下さい」と快いお返事を頂きました。


『お亡くなりになってもわたくし達の為に生きていて下さる』と感謝の想いと懐かしさで胸が熱くなりました。

私どものお仕事は、出会った全ての方に沢山の事を教えて頂いて成り立っている事を改めて思い出させて頂きました。

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2017年12月12日 23:30に投稿されたエントリーのページです。

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