1月5日(金曜日)
休日に楽しみにしている事の一つにシリーズになっているサスペンスドラマの再放送を見る事があります。
科捜研を舞台にしたもの、特命係の二人が主人公のもの、検事や裁判官が主人公のもの・・・・。
これらの主人公の共通の特徴は「分析能力や推理力が高い」「細かい性格」「しつこい性格」「あきらめの悪い性格」「感が鋭い」「質問が多い」などいくつかあります。
ドラマなので脚本があり、主人公をどんな性格にするかで面白みが変わってくる為にデフォルメされて当然です。
わたくしの性格にも少し共通点があって、話をしている最中に「そういう細かいところは・・・・」と切り返される事があります。
また、なかなか納得しないので、腑に落ちるまで質問を繰り返したり、掘り下げたりする相手に対して「困った性格」でもあります。
事件ならば事の真相を徹底的に追及しなければなりません。
でも、ドラマの中では追及することで自滅してしまうストーリーもあります。
「身の危険を冒したくなければ、家族を守りたければこれ以上深入りするな!」と太い釘を刺されて主人公は苦悩します。
『現実は小説より奇なり』という言葉がある様に、わたくしの周囲でも不可思議な出来事が起きます。
始めは変だなあと思うだけですが、それはなぜ?と答えを求めていくうちに、本当の答えが見えなくなってしまうことがあります。
関心を持たなくても良い事には時間も労力もかけませんが、会社の事、責任を持って活動している事に関与してくる場合にはそうも言っていられません。
どうして?と疑問に感じる事柄には必ず原因があります。
それを想像で語り合うのではなく、判断にふさわしい事実を知りたいと思っての質問、確認となる訳ですが、どうもしつこいらしい・・・・。
刑事さんが、「これは仕事上仕方がないんです」というセリフを言う様に、立場としての質問、確認になるので、ご容赦願いたい訳ですし、社内の人間においてはそもそもそれを理解した上で報告をしてこないといけません。
しつこい、細かい事をメリットとして捉えると、配慮が効く、誰よりも初めに事に気付く、解決策をとことん考える。と色々あるのです。
年末に身内の法事があった際に、結婚したての若夫婦がその兄嫁の前に焼香した姿を見て、違和感を持ったので、会食の際に甥にその事を伝えました。
すると、ハッとした顔になって「ありがとうございました」と言ったのです。
細かな事を注意されてうるさい叔母さんだと思うのか、知らないことを教えてくれてこの先恥をかかずに済んだと感謝するのかではその当事者の在り方が変わってきます。
この性格はたぶん母からの授かりものだと思いますが、細かい事を気にしながら人と関わってきたからこそ、今の自分があると思っています。