1月25日(木曜日)
企業にとって採用に対する課題は大きなものです。
履歴書や職務経歴書の様な数枚の資料と、少しの時間での面談で雇用契約を結ぶのはある意味賭けの様なところがあります。
今日読んだメルマガの記事にあった本の引用文です。
『仕事を選ぶときには、一緒に働くことになる人びとをよく見ることですね。
というのは、あなたが彼らのようになる可能性が高いからで、その逆はない。
あなたが彼らを変えることはできないのです。
何となく自分と合わないと思うなら、その仕事はうまくきません』
これを読んで、ハッとしました。
思い当たる事があったからです。
自分の目で見た事、耳で聞いた事は、肌で感じた事、第六感で感じた事は何か。
しかし、どうしても『期待値』という秤を持ってしまいます。
おやっ?と思った感覚も無理やり振り払って、今日はたまたま、いや、気のせいだ…と、せっかく感じたインスピレーションを無きものにしてしまった結果、数ヶ月後に『なんとなくそんな気がしていた』『やっぱり』などガッカリしたつじつまを合わせをするのです。
去年は採用面接にこれまでにないほど時間と費用がかかりました。
面接にお越しになった方から辞退のご連絡を頂いた時に、言いにくそうにお話しして下さった内容が条件的な事ではなくまさに主観的な事だったのです。
『ここは、自分の居る場所では無いと』察したのです。
恥ずかしながらそう思わせる振る舞い、姿があったのです。
ご自身の感覚を信じて辞退なさった事は、会社にとっては残念な事でしたが、後になって傷つける事にならずに済んで良かったと思う反面、その様な事態になった根本を片付けないといけないと痛感いたしました。
社員面談の中で部下への指導を課題にしている人がいます。
指導の方法が解らないと悩んでいる様でしたが、手段より自らの姿を基本に戻って磨き直し、部下の見本になればそれでいいのではないかと伝えました。
あの先輩の真似をすればいい。
あの人の様になりたい。
仕事場での憧れの存在になる事が人を成長させる何よりの手段なのでは無いかと思っています。