1月31日(水曜日)
社員との面談が本日で終了。
面談方法を変えてから2回目でしたので、初回よりは流れがついてきたという感想を持ちます。
30分という限られた時間で、どれだけ上長が部下を褒めてあげられるか?部下は言いたい事を言えるか?
普段から良~~~~~く部下の仕事ぶりを興味を持って観察していないと言葉は途切れてしまいます。
また、部下は言いたい事をどの程度まで言っていいのかと悩むのも正直なところでしょう。
そろそろ場が温まってきたところで30分という事が度々ありました。
進め方はお互いに慣れていく以外にはなさそうですが、仕事上の話を普段からもっとしていれば良いのです。
今日の面談者は、『専門的な勉強を一度はしたものの、それは知識が頭に乗っかっているだけで、実務に役立つにはもう一度勉強しないといけない』と申しておりました。
そして面談シートには『努力を惜しまず精進』と記されていました。
若い人にしては言葉の選択が面白いなぁと思って聞いていました。
今時『精進』という言葉を使ってピンとくる人がどれだけいるでしょう。
今は減りましたが、少し前までは何かにつけて話の最中に、例えとしてことわざを引用していました。同時にことわざの意味がわかるか?の確認もしていました。
的外れな事を『二階から目薬』とか何の手応えも無い事で『のれんに腕押し』と言ってはみたものの、反応が薄いので、念のために聞いてみたら案の定その例え事態が意味不明だったのです。
そんなことがあったと思い出しながら、少し古風な言葉を使う人がいて、何となく嬉しい気持ちになりました。
人が入れ替わり、以前にわたくしが話した事を知らない人が増えています。
例えば『言葉の定義を等しくする』もそうです。
今日の社内会議に於いても、参加者は同じ理解をしているのだろうか?とふと疑問に思い、途中で確認をしたところ、思った通りでした。
ここが落とし穴です。
情報の共有という言葉が流行っていますが、共有とはその中身を共に理解する事が基本なのだと
思って欲しいのです。
情報は伝えたい事を伝えきってこそ生きた情報になるのです。
受け手の状況を考えない一方的な伝え方では、相手の頭に乗っかる事も出来ません。
まず、届ける!伝える!とう事を真面目に取り組みさえすれば、仕事上のフラストレーションの多くは軽減する事でしょう。
わたくしのフラストレーションの多くもそこにあるのです。
お~~~~~い!!!
「アレ、どうなってる?」と催促される前に一言「何時までに終わります」と伝え、終わったら「済みました」と伝えてくれるだけでいいのです。
「どうなってるんだろう⁇」と頭の中でモヤモヤを抱えなくても済む日が早く訪れる事を強く願う毎日です。