2月21日(水曜日)
昨日の会議にて、江東区の「高齢者地域包括ケア計画」(案)を区長宛に提出するという一区切りがありました。
この一年、6回にわたり各関係者が行政と共に議論してきた事、区民の皆様によって回答されたご意見などを盛り込んで作られた事業計画案です。
今期は昨日の会議が最後でしたので、参加委員からひと言ずつコメントを述べる時間が設けられました。
普段発言なさらない方も、その様に振られて発言の機会があると、実に様々なお考えを持っておられる事が分かります。
ある医師からは、「今まで患者さんに対しての視点しか持っていなかったが、この会議に参加して家族の視点、区民としての視点を発見することができた」と仰っておられました。
また、他の委員の方は「会議前面で関わる部長・課長さんたちの下に資料作成やそのほか実務に徹底した部下が沢山いるはず。組織論の一つとして、今日形になった計画案の作成はその部下の方々のお陰なので、是非労ってあげて欲しい」というものでした。
この意見には感動しましたし、わたくし自身にも置き換えて反省しないといけないと思ったのです。
会議終了後には千葉に移動し薬局経営者の皆様との勉強会に参加致しました。
定期的にお互いの店舗を訪問し、業務の取り組み、課題などを忌憚なく話し合う会です。
保険調剤薬局としてはほぼ同じ土俵にいながら経営をしている訳ですが、その中に素晴らしい工夫や実践があり、うちでもまだまだやれることがあるのだと教えて頂くのでした。
既に打ち解けた仲間の集まりですが、毎回初耳情報があります。
身に覚えの無い罪をなすりつけられた体験を克服して、社員の話に耳を傾ける管理者。
入社1ヶ月で、業務の指導をフツーにしたところパワハラだと訴え数百万円の慰謝料を請求してきた人の話。
ちなみにその人には4ヶ月間仕事をせずゴタゴタを引きずられたままその間の給与も支払う事になったとか。
世の中には善人の顔を持ったスゴイ人達がいるものだと、採用に関しての心得を逆説的に学んだのでした。
持つべきものは友。
『恥ずかしい体験もお互いの学びのタネにして貰って構わない』と言う心掛けでお付き合いが続いています。
有り難い事です。